15日、綾町の綾南川三本松橋下流で、綾漁協(増田正範組合長、組合員373名)が主催してウナギ(約14kg)、モクズガニ(約13kg)放流等の体験学習が行われました。綾小学校の4年生70名余が参加し、朝早くからユンボで製作した手作りの河川敷プールに放流されたウナギの捕獲作戦にかかりました。 我先にと掴もうとしても「敵もさる者」。なかなか上手くいきません。
増田組合長から「土用の丑のうなぎ」のいわれとして 江戸時代のなんでも博士「平賀源内」の話が・・・。 今日は放流だけですよ。 残念! 勿論、漁協の仕事や、川を大事にする心の必要性も・・・・・。
まずはモクズガニとの戦いが・・・ わいわい! きゃーギャー? 逃げ周り・・・。
手袋してても・・・なかなか手が出ませんね
恐る恐る水際で・・・・さようなら?
次はウナギの掴み取り作戦開始。
ウナギも濁ったところや隅っこに・・・・忍者の気持ちです? つかまりたくなーい。
捕まえたー? 俺んとジャガー! あれーッエ?
早よーせんかー! 逃げるがー! 袋を開けんかー!
2回戦、3回戦と・・・戦いは続く?鰻もへとへとですね。
約1時間半ほどの悪戦苦闘が・・・戦い終わって、子供達が楽しかった一時の感激の言場を・・・
校長先生も準備も含めてお礼を・・・・来年もよろしく。 宮日切抜きをどうぞ 綾体験 綾町役場や国交省河川事務所、地元建設業者の皆様、そして清掃も含めて漁協の皆様、お疲れ様でした。
また、16日には三股町長田の「しゃくなげの森」(池辺美紀社長)でも、「夏のヤマメ祭り」と銘打って、親子で楽しむ川泳ぎと安全教室として、カヌー教室や自然観察会が開かれました。今年で9回目だそうです。
宮日の切抜きをどうぞ 三股ヤマメ祭り
さる10日には木城町の小丸川比木橋下流で、小丸川漁協(前田和則組合長、組合員177名)、町役場、商工会、婦人部と木城小の1年生から6年生、スポーツ少年団、幼稚園児等 約380名が、放流体験学習と河川清掃に汗を流しました。
また、五ヶ瀬町の鞍岡小6年生の杉田君が、アユの病気や河川清掃、東日本の原発事故等をとおして「川の生き物たちに対する優しい気持ち」を綴ってくれました。 宮日切抜きをどうぞ作文生き物
串間市の福島川支流の大平川で、15日、市内の平田さんが化け物大ウナギを捕まえました。体長130cm、重さ10kgの超大物にウナギとの格闘歴が30年以上の平田さんもびっくり仰天、得意満面の笑顔でした。
宮日切抜きをどうぞ 串間うなぎ
また、都城市都島町の祝田淡水業(祝田穂社長)では、昔ながらの竹製鰻ボッを秘密の網代に仕掛けて、今が旬の天然の「黄金ウナギ」を捕獲しています。「土用の丑の日」を前に鰻も高嶺の花になっていますが、何か良いことがありますように?
宮日をどうぞ 都城うなぎ
東日本大震災への復興支援として、県養鰻漁協(岩切庄一組合長)と大森淡水(大森伸昭社長)が、かつお一本釣り漁業でも本県と縁の深い気仙沼市に県産ハーブ鰻丼かば焼き、5千食分を贈りました。夏ばてや熱中症に負けない様にの想いをこめて・・・・ 宮日新聞をどうぞ 東日本うな丼
学術的な話題として、天然ウナギの卵がはるか日本の南約2000kmのマリアナ諸島沖で大量に採取されました。 東大、九州大の共同研究チームが、2年前、09年の31個に続き、予測どおりのかなり高い確率で約5倍の150個の卵を採集したとのことです。 近い将来、ウナギの完全養殖も・・・・ 宮日記事を うなぎ卵 ウナギ卵ー2
北浦町の三川内中学の「ホタル観測」や「河川清掃活動」が、(社)日本河川協会から表彰されました。30数年にわたる蛍の生態観察、地域住民も一緒になって10数余年の河川清掃活動などが評価され、宮崎県から唯一の受賞となりました。
ちなみに、H22年度は日向市の富島河川漁協(甲斐勝康組合長)が永年の河川環境美化活動の功労により「河川功労者」の栄誉を受けられました。 2年連続での河川に関係する受賞であり、素晴らしいことだと思います。
宮日新聞をどうぞ 三川内
続いて、7月8日、北川町の北川河川敷では、「北川ダム湖環境整備推進協議会」が、延岡市と佐伯市の小学生約130人の参加により、水生生物や水質のチェック等の環境美化活動を実施しています。 また、内水面漁協が行った稚アユの放流等体験学習活動に参加した尚学館小の1年生、すずき君がアユに触れた時の感動をつづった作文もどうぞ!!
延岡環境放流 多くの子供達や地域の人々が川への優しい想いを持ち続けて欲しいですね。
梅雨時期の大雨対策で国土交通省宮崎河川国道事務所では、各地区で様々な対策に追われています。
高原町祓川地区の高崎川では、新燃岳の降灰による土石流対策として、長崎県の雲仙・普賢岳の復興対策時に活用された 「鋼製牛枠」の貸し出しを受け、早速危険箇所を想定して設置作業を進めておりその効果が期待されています。
宮日新聞切り抜き 高崎川土石流
また、えびの市小田の川内川では、7月上旬の大雨で コンクリート製の「床固め堰堤」 の一部が壊れて流失する事象がありました。 復旧作業の工法や安全性等も考慮しながら調査に入る予定です。 宮日新聞をどうぞ 川内川せき
いずれにしても河川環境や生き物達への影響は大きく、今後の速やかな復旧と「魚や自然に優しい空間」が蘇ってくることを 熱望しています。
都農町の「新田うなぎ」さんが新富の卸売業者さんから譲り受けて飼育しています。当然変異の「アルビノ」といわれる珍しい物だけに、白蛇様にあやかって何か良いことがあるのではと噂が噂を呼び? 鰻登りに・・・・・?
今冬のシラスウナギの豊漁や、エルニーニョ、ラニーニャなる現象の影響が少なく、何よりも夏期の異常気象も穏やかに過ぎ、東日本大震災の復興が速やかに進んでいくことを祈念しまして・・・・・ 一同? 宮日新聞の切抜きをどうぞ 白うなぎ
6月30日、西都市の三財川や三納川で、一ツ瀬川漁協(田中 寛組合長)が稚アユ約250kgを10ケ所に放流しました。 1ケ所では地元の上三財保育所の園児達にも参加してもらい、自然や川の大切さ、生き物との触れあい等を十分に楽しんでいただきました。
今年は春先からの少雨や、最近の大雨で河川の濁りも残っていますが、7月の中旬には残りの約260kgを放流する予定です。一ツ瀬川漁協では1年間に合計で約1,2トンのアユを放流しますが、下流域の新佐漁協、上流地区の西米良漁協と合せて約2,5トンになります。これから旬の秋に向けて組合員や多くの遊漁者の皆様にアユ釣りの醍醐味を堪能してもらえるといいですね。
宮日切抜きをどうぞ アユ一ツ瀬
串間市淡水漁協(組合員95名)では、6月26日、第61回通常総会が開催され、新役員の選出や本年度の事業計画などが承認されました。新体制で河野日出男さんが組合長に選ばれ、最初の活動として6月30日に福島川の支流である大平川にヤマメの稚魚約1、000尾が放流されました。 宮日新聞切り抜きをどうぞ 串間ヤマメ
6月16日、延岡市役所でNPO法人や漁協、市役所(都市計画課、水産課)の関係者(12名)が集い、西階地区の金堂ケ池に生息が確認されたブラックバスの駆除の対策が協議されました。NPO法人「金堂ケ池を美しくする会」(稲田義美会長、会員60人)は、池の環境美化のため毎月の清掃活動等を続けていますが、この池に外来種であるブラックバスが生息していることを試験釣りで確認されました。
去る3月には、地区住民や消防団等の協力で駆除する為の釣り大会を実施し、約50名の釣り客の参加で30尾程度を駆除しています。この池は、管理上立ち入り禁止区域となっており、大会は参加者を規制して開催せざるをえず、危険防止に非常に注意を払われたとのことでした。また、市でも金堂ヶ池から五ヶ瀬川本流へのバスの流出を防止するためにも排水口に金網(目合いの大きさを2段階)を付ける等の対応をし工夫されています。
今年は、「街づくりj協議会」の補助事業や内水面漁協との協働作業で、さらに内容や規模を充実させて継続していく必要があるという事で前向きな協議がされました。秋の開催を目標に皆さんで頑張りましょう。

九州地方最後の清流として、豊かな自然を次世代に残そうとして活動している延岡市の北川漁協(長瀬一己組合長、県連合会長))の、「水源の森」作り活動が注目されています。
この活動は2,000年から「水を守る森を残そうかい」の活動として続いており、森林組合と内水面漁協のコラボレーションで雑木林を伐採せずに、生物の多様性が非常に良好な環境を残して行くことを目標にしています。一区切りの10年間、目標500haに残りもう少し、後一歩のところです。
北川漁協は、一連の活動に対してH18年度に「水資源功績者」として国土交通大臣表彰を受賞されています。本県関係として約20年ぶりの快挙として大きくクローズアップされました。また、H21年度には、MRT環境賞の団体部門賞と栄えある大賞をダブル受賞しています。
林道や作業道路が崩れたり、人工林の植栽、間伐の問題等も関連し、山の持つ保水力の低下や、大雨時の出水の1原因にもなっております。山と川のつながりを強く太くしていく中で「自然のダム」、「緑のダム」づくりを目指して、長く地道な活動が今後も続いて行く事でしょう。
宮日新聞切抜きをどうぞ 北川森つくり
また、漁協では小中学生や地域住民と一緒に、「ふれあい釣り大会」、伝統漁法の継承を目指した「アユのちょん掛け大会」、アユの餌となる藻類をふやすための石を磨く「マイストーン作戦」等など、非常にユニークで盛りだくさんな活動も実施しています。ぜひ参加してみて下さい。