ニホンウナギの資源保護が強く望まれています。親鰻の保護のため10月から3月末までを禁漁期間にするなどの取り組みを行っています。また、従来から、漁業権に基づく放流や漁協独自の放流、委託による放流を実施しており、平成28年度は約3200kgを、平成29年度も同程度の量を予定し、5月から県内各河川で放流をしています。
写真は平成29年5月24日の大淀川水系浦之名川での放流の様子です。
稚魚の大きさは30~40gサイズが主です。
ニホンウナギの資源保護が強く望まれています。親鰻の保護のため10月から3月末までを禁漁期間にするなどの取り組みを行っています。また、従来から、漁業権に基づく放流や漁協独自の放流、委託による放流を実施しており、平成28年度は約3200kgを、平成29年度も同程度の量を予定し、5月から県内各河川で放流をしています。
写真は平成29年5月24日の大淀川水系浦之名川での放流の様子です。
稚魚の大きさは30~40gサイズが主です。
今年も、宮崎県内18漁協で地元の学校と連携して「体験学習」を行なっています。今回は5月17日(水)に行われた国富漁業協同組合(鈴木輝美組合長)による体験学習会を紹介します。
当日は天候に恵まれ、国富町立木脇小学校4年生67名(そのほか先生方4名、国土交通省の方3名、町の方1名、漁協役員8名)がアユの体験放流を行いました。最初に組合長からアユの生態や川の大切さのお話のあと、放流に移りました。子供たちは、約10gに育ったアユをバケツに入れてもらい、生きている魚に触れるのが初めてのようで、その感触に「ヌルヌルする」などと歓声を上げていました。それでも、丁寧に優しく扱いながら、川へ放していました。終わった後、「家で飼ってみたい」とか「持って帰って食べたい」などの感想を述べる子もいました。
組合長の話 先生の話
アユをバケツに! アユを感じながら放流です
「元気で大きくなって!」 60kgアユ放流終了です。
最後に集合写真をパチリ!
4月22日(土)、大淀川水系本庄川の柳瀬橋下流の河川敷で大淀川学習館(出水隆幸館長)主催の稚魚放流体験教室が開催されました。薄曇りの中で、事前に申し込まれた家族連れ約70名が参加されての放流会でした。放流稚魚は(一財)内水面振興センター(高藤和洋理事長)の委託事業分で、高岡町の中村養魚場さんに稚アユ15kg、ウナギ20kgを手配していただきました。体験教室は担当の鮫島さんの進行で始まり、水田副館長から魚の匂いや感触、人と川のかかわり、川の良さなどについて学んでほしいとの話や事前注意事項のあと、アユやウナギに触れる機会も少ない中、子供達や昔子供だった人達もニュルニュル、ピチピチと跳ねる魚に大はしゃぎし、早く大きくなれと言いながら魚を川に放しました。保護者の方々は写真撮影も一所懸命でした。いい写真が撮れ、良い思い出になったかなと感じたところでした。
開会式 アユの配布
放流開始5分前 まず、アユの一斉に放流です
大きくな~れ! クンクン あゆの匂いは?
うなぎ ニョロッ!、ニュルッ! 閉会式
4月になり、宮崎県内の河川で本格的に稚アユの放流が始まりました。
宮崎市の高岡川漁協では4月13日、大淀川水系の本流、境川、浦之名川に約570kgの稚魚(10g)が放流されました。県内では約14トン弱の放流が計画されています。
平成28年8月26日、宮崎市自然環境調査(環境基本計画の基礎資料収集のための調査)を、水産試験場内水面支場、南九州水圏環境生物研究所とともに、石崎川水系2ヶ所、新別府川水系1か所、大谷川水系1カ所で魚介類、その他の水生動物について実施しました。
石崎川水系の西上那珂調査点では、魚類9種類、エビ・カニ類6種類、トンボの幼虫5種など、同じく下那珂調査点では魚類9種類、エビ・カニ類4種類、貝類2種類など、新別府川水系大島調査点では魚類10種類、エビ・カニ類2種類など、大谷川水系長嶺調査点では魚類9種類、エビ・カニ類3種類などが確認されました。
これらの中には、宮崎県RDBに搭載されているカワアナゴ、モツゴ、メダカ、タケノコカワニナ、コガタノゲンゴロウも確認されました。
石崎川(西上那珂調査点:A点) 同左(下那珂調査点:B点)
新別府川(大島調査点:C点) 大谷川(長嶺調査点:D点)
コイ(A点・C点) ギンブナ(C点・D点)
ニホンウナギ(A点・C点) 同左 若魚(B点)
ニホンナマズ(D点) カワアナゴ(C点・D点)
ドンコ(A点) モツゴ(C点・D点)
タモロコ(D点) メダカ(B点・C点)
タイリクバラタナゴ(D点) オオヨシノボリ(A・B・D点)
マハゼ(B点・C点) シマヨシノボリ(A点)
コトヒキ(B点) ヌマガエル(A点)
ミゾレヌマエビ(全点) テナガエビ(D点)
クロベンケイガニ(B・C点) コガタノゲンゴロウ(B)
タケノコカワニナ(B点)
平成28年8月20日、21日、高原町御池で恒例のブラックバス、ブルーギル駆除のための釣り大会が小林高原野尻漁協(森岡與津男組合長☆)主催で開催され、家族、夫婦連れなど90人の参加がありました。賞品も多数の用意されていました。ブラックバス釣りの1位は17尾、2位17尾(重量判定)、3位14尾、ブルーギル釣りの1位は223尾、2位213尾、3位183尾、またブラックバス最大級は1.38kgでした。全釣果はブラックバス70尾、ブルーギル1997尾で、総重量105kgを駆除することができました。参加者の皆様、漁協の皆様有難うございました。来年もご期待します。
大会看板 参加者(キャンプ場付近)
参加者(キャンプ場付近) 大会本部
検量風景 検量風景
1.38kgのバス
☆組合長名に誤りがありました。訂正させていただくとともに、関係者の皆様にご迷惑をおかけしましたことお詫びいたします。
平成28年8月16日、国富町の三名川で、水産試験場内水面支場、南九州水圏環境生物研究所(岩田一夫代表)、(一財)内水面振興センター(高藤和洋理事長)と合同で第2回目の調査を実施しました。調査個所3カ所とも水量が減少ぎみで、水温は上流域で23度台、中流域で28度台、下流域で32度台でした。水生昆虫などを除き、魚類は16種類、エビカニ類は6種類、貝類2種類を確認しました。
調査点(上流部) 調査点(中流部)
調査点での仕分け(中流部) 調査点(下流部)
調査点下流部(投網) ナマズ(下流部)
ヒラタテナガエビ(上・中・下流) モクズガニ(上・下流)
スクミリンゴガイ・カワニナ(下流) タイリクバラタナゴ(下流)
平成28年8月9日、県水産試験場(宮崎市青島)において試験研究課題の評価検討委員会が開催されました。資源、増養殖、経営流通、内水面の各部門合わせて約40課題あり、平成27年度終了課題の成果、期間中期の評価、新規課題の要望等について協議されました。内水面部門では「内水面域魚類生息分布調査」の成果が報告され、また、アユに関する生態等について前倒しでの研究推進が求められました。試験研究は地道なデータの積み重が必要ですが、国や大学、各県、産業界等とも連携して取り組いんでいただき、より良い成果が得られることが期待されます。詳細な成果などについては、水産試験場のHPをご覧ください。
平成28年8月3日(水)、宮崎県企業局会議室において、宮崎県(河川課、水産政策課)、大分県企業局、宮崎県企業局、旭化成(株)延岡支社、九州電力(株)宮崎支社の各担当者の皆様と、当内漁連の環境保全対策委員等の出席(28名)により開催しました。自己紹介のあと、話題提供では長瀬会長が「ダムと河川のかかわりについて」、事例報告では大分県企業局工務課より、「平成27年度における環境保全の実施状況 (環境調査、水棲生物採捕作業)」について紹介を頂きました。その後、長瀬会長の座長により「各企業のダム管理に係る環境保全対策について」をそれぞれの企業から説明をいただき、濁水対策や資源保護や放流、山林などについて意見交換をしました。
平成28年7月25日、木花内水面漁協(濵砂利治組合長)主催で、宮崎市立鏡洲小学校近くの加江田川において鏡洲小学生20名が、河川清掃、ウナギとモクズガニの放流体験をしました。「ウナギは捕まえられるけど、カニは苦手」「どっちも苦手」、でも、最後は掴むことができました。校長先生から「5,6年生でも初めて。子供たちにはとても貴重な体験。川に接すること自体もほとんどない中、すばらしい企画」と褒めちぎっていただきました。先生方にも感謝です。放流のあと、水切りしたりと川を満喫していました。
河川敷の清掃体験 組合からの説明
生徒も先生も放流体験
つかめた 最後はご挨拶