平成30年度の生物環境調査は耳川水系坪谷川(日向市)で行います。坪谷川は、日向市東郷町の羽坂神社近くで耳川本流と分枝し、上流は尾鈴山に達する概ね15kmの川で、歌人、若山牧水の生家がある所を流れています。調査は4月に事前調査を行い、本流との交流点付近の羽坂橋(ST1)、牧水生家より下流の中深橋(ST2)、坪谷川支流の瀬平川の平田地区(ST3)として、第1回調査を5月9日に、水産試験場、南九州水圏環境生物研究所(岩田一夫代表)、(一財)宮崎県内水面振興センター(高藤和洋理事長)と合同で実施し、地元、耳川漁協の都甲組合長もみえました。当日は、7日からの雨の影響で増水していましたが、清澄な水が流れていました。使用する電気ショッカーが不調になるなどありましたが、魚類で10種類、エビカニ類で4種類などを確認しました。
(瀬平川平田 上流部) (中深橋 中流部)
(羽坂橋 下流部) タカハヤ
カワムツ カマツカ
ゴクラクハゼ ボウズハゼ
ヒラテテナガエビ ヤマトヌマエビ
サワガニ アカハライモリ
霧島連山の硫黄山噴火の影響といわれてますが、宮崎県から鹿児島県へ流れる川内川支流の長江川が白濁して、魚が死ぬなどの影響がでました。報道では高濃度のヒ素やカドミュウムが検出されたとのこともあり、えびの市の川内川上流漁業協同組合や鹿児島県の組合でも大変苦慮されています。 写真は4月29日も白濁している長江川です。組合員さんがpHを測定されてましたが、1.5~2.6という数値を示していました。餌場にしていたのか、水鳥が来ていました。
漁業、農業等も含め関係の方々が対応に尽力されていますが、早い終息を願うばかりです。
4月2日の耳川をかわきりに、五ヶ瀬川など宮崎県内の河川で本格的に稚アユの放流が始まりました。今年度は県内では約14トンを放流する計画です。4月6日、雨となりましたが、宮崎市の高岡川漁協が大淀川に放流しました。
4月6日の放流:高岡川漁協
H29綾町つかみ取り大会
綾町では、釣り・つかみ取り大会が10月1日(日)10時(9時受付)から、綾てるはの森の宿流れるプールにおいて、定員500名(先着)、主催 綾漁業協同組合(綾町・商工会・観光協会・産業活性化協会(協賛))で開催されます。入場料は500円で、おにぎり+アユの塩焼きがあるとのことです。
申し込み先は0985-77-0100(綾町役場 農林振興課)となっております。お確かめの上、ご参加ください。(別添パンフもご覧ください)
平成29年8月9日、県水産試験場(宮崎市青島)で試験研究課題の評価検討委員会が開催されました。試験場では資源、増養殖、経営流通、内水面の各部門合わせて約40項目の課題に取り組まれています。会では平成28年度終了課題の成果、期間中期の見直し、新規課題の要望等についての協議がありました。内水面分野では在来ヤマメの生態に関する成果か報告され、また、アユ資源やウナギ種苗生産の研究推進が求めめられました。試験研究は地道な取り組みが必要ですが、国や大学など関係者とも連携して良い成果がえられ、それが活用されることが期待されます。詳細な成果は水産試験場のHPなどをご覧ください。
平成29年7月26日(水)、宮崎県企業局会議室において、宮崎県(河川課、水産政策課、漁村振興課)、大分県企業局、宮崎県企業局、旭化成(株)、九州電力(株)の各担当者の皆様と弊会環境保全対策委員等、計32名の出席により開催しました(ほか、傍聴者2名:国富漁協、綾漁協)。話題提供では九州電力耳川水力整備事務所から「耳川水系の通砂運用について」、事例報告では大分県企業局工務課から「大分県の環境保全対策事例」の発表、続いて「ダム管理に係る環境保全対策等について」ということで、河川課、大分県企業局、宮崎県企業局、旭化成、九州電力から報告がなされました。「通砂」については出席者の関心が高く今後の成果が期待されました。そのほか、濁水やヘドロ対策から植樹後の管理など多岐にわたり意見交換を行いました。
開会あいさつ(長瀬会長) 話題提供:九州電力耳川整備事務所
事例発表:大分県企業局 会議風景
在来種の生態毛保全、内水面漁業への被害軽減のため。小林高原野尻漁業協同組合(森岡與津男組合長)が8月18日、19日に御池(高原町・都城市高崎町)外来魚のオオクチバス・ブルーギルを対象に釣り大会を開催します。詳しくは漁協(0984-23-4668)へお問い合わせください。
H30御池バス・ギル釣り大会 ← 釣り大会の実施要領です
日 時: 平成30年8月18日(土)、19日(日)2日間(雨天決行)
場 所: 御池(宮崎県都城市高崎町と高原町境)
参加資格等:小学生以上 参加費不要 釣り開始時間は自由
検 量 等:毎日14時~15時 → 最終日に順位の確定
平成29年度の生物環境調査は大淀川水系萩原川(三股町・都城市)で実施することにしました。萩原川は川の駅公園(都城市)付近で大淀川本流と分枝し、上流域は日南市と境界にある牛の峠付近まで伸びるおおむね10kmの川で、過去の調査では本流との合流付近にはオオヨドシマドジョウが確認されています。調査は4月に調査ポイント等の事前調査を行い、本流との交流点(St1),上豊橋付近(St2)、高畑川上流(St3)とし、第1回調査を5月20日に、水産試験場、南九州水圏環境生物研究所(岩田一夫代表)、(一財)宮崎県内水面振興センター(高藤和洋理事長)と合同で調査しました。当日は地元の都城淡水漁協の清水組合長と組合員で環境カウンセラーの方も見えました。今回の調査は電気ショッカーなどを使い、魚類では14種類、エビカニ類では3種類などでした。いくつかを紹介します。
調査風景(St1) 査定中(St1)
コイ(St1・2) タカハヤ(St3)
オオヨドシマドジョウ(St2) カワムツ(全点)
オイカワ(St1.2) ナマズ(St1.2)
トウヨシノボリ(St2) ギンブナ(St1・2)
カマツカ(St1・2) コウライオヤニラミ(St2)
オヤニラミ(St1) スッポン(St1・2)
アメリカザリガニ(St1・2) カジカガエル(St3)
平成29年6月18日(日)、国富町法華嶽公園じゃぶんこ広場で、国富漁協主催の釣り教室が開催されました。事前申し込みの児童85名及び家族など約200名が参加し、当日は、やや曇天で涼風もあり、とても良いコンディションで行われました。釣れるたびに周囲から歓声があがっていました。釣り上げたニジマスに最初はコワゴワ触ってましたが、次第に慣れ、どうしたら上手に釣れるか、針の投げ方など工夫していました。釣りにつきものの「まつり」や、釣り針の呑み込みなどありましたが、保護者の方の活躍の場でもありました。
道案内もバッチリ 組合長の開会あいさつ
来賓あいさつ 釣り開始です
竿は漁協役員の手作り 釣れました
針を飲み込まれました。 糸が絡まりました。
ジッチャンの出番です 役場の方もお手伝いです。
TV取材もありました 餌と道具係のスタッフ(この後、とても忙しくなりました)
平成29年度総会資料の概要です → H29総会資料抜粋
平成29年6月6日(火)、ひまわり荘(宮崎市)において、第65回通常総会を開催しました。来賓には参議院議員松下様(代理 児玉様)、長峯様(代理 原田様)、県議会議員 河野様、図師様、宮崎県企業局長 図師様、宮崎県農政水産部次長 野口様、自然環境課長 廣津様、水産政策課長 毛良様、河川課長 高橋様、宮崎県内水面振興センター理事長 高藤様 他多数のご出席と、松下様、河野様、県から図師様、野口様から祝辞をいたただきました。
議事に先立ち、内水面漁業振興や当会事業推進に貢献していただいた、1個人5団体の方々、(株)山崎産業様 木村産業(株)(北川漁協推薦)、許斐建設(株)(綾漁協推薦)、別府様(境川漁協推薦)、吉原建設(株)様(高崎大淀川漁協推薦)、大淀開発(株)様(都城淡水漁協推薦)へ感謝状を贈らさせていただきました。
総会は、書面議決を含め、38会員中37会員の出席により、受託事業やカワウ・バス被害対策、アユ産卵場造成などの各種事業実績、28年度決算及び剰余金処分案、29年度事業計画及び予算案等など、提出された6議案すべてが承認されました。
長瀬会長 挨拶 来賓祝辞:松下様(児玉様)
来賓祝辞(河野様) 来賓祝辞(図師様:企業局)
来賓祝辞(野口様) 受賞者の挨拶
野崎議長による議事進行 閉会の挨拶