今冬、小丸川揚水発電施設の電力不足も?

 九州電力の小丸川揚水発電所において今冬期の電力需要ピーク時に電力不足する可能性が出てきたとのことです。同施設は今年7月に全面稼動を始めており、トラブル発生時や需要ピーク時の緊急対応策として運用されています。今年夏時期のピーク時にも大いに活用されました。

 宮日新聞切抜きをどうぞ 小丸川揚水発電

 3月の東日本大震災、福島原発事故以来、水力・火力発電のウエートも大きくなりそうですし、合せて自然・再生可能エネルギー開発の動きも全国で活発化してきています。  

  詳細は次の投稿をどうぞ 

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球磨川荒瀬ダムの撤去許可される!

 国交省九州地方整備局は、12月2日付けで熊本県営の荒瀬ダム(発電専用;八代市)の施設老朽化に伴う撤去工事を全国で始めて許可しました。

 同ダムについては、球磨川上流の川辺川ダムの建設に係わる賛成、反対の大きな運動が継続している中、潮谷前知事が2002年に撤去方針を表明しました。              08年に当選した蒲島知事は一旦存続に転じましたが、2010年に再度撤去することとして国に工事許可の申請をしていたものです。工期は12年度から6年間を予定されています。

 シンボル魚として「球磨川の尺アユ」を守るべく水系の内水面漁協はもとより海の漁業者、林業関係者や地域住民が参加して反対運動を続けており、全国的に高まる河川生態系や環境保全活動の中で「脱ダム」運動として大きなうねりとなっています。          

 宮日新聞切抜きをどうぞ 荒瀬ダム撤去

 同様のニュースとして、9月には長良川河口堰の開門問題についても、愛知県有識者検討委員会の専門家部会が、1年間以上の長期開門による影響調査が可能であるとの記事もありました。     

 アユの遡上やヤマトシジミの生息域の拡大等など汽水域での河川生態系が回復し多くの生き物たちのビオトープが再生されることを期待しましょう。

 宮日切抜きをどうぞ 長良川河口堰

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「みやビズセミナー」でチョウザメ活用法が紹介

 宮崎日日t新聞社が主催の「みやビズセミナー」において、宮崎県のブランド産品として売り込み中の「チョウザメ」が晴れてまな板の上に載ることとなりました。

 水産試験場小林分場で研究開発が進められており、今年の3月には「宮崎チョウザメ養殖マニュアル」が作成され、種苗生産、養殖技術から「夢のキャビア」の作り方まで掲載されています。現在、10名ほどの会員からなるチョウザメ養殖研究グループが結成され実用化に向け鋭意研究を続けておられます。

 来る12月19日開催予定の第3回セミナーでは、延岡市北川町の業者「テンビリオン」の坂元さんが取り組み状況を報告し、郷土料理店「杉の子」の森店長さんが各種料理を紹介される予定とのことです。 奮ってご参加下さい。 

  宮日新聞切抜きをどうぞ みやビズセミナー

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ホタル幼虫放流と河川浄化の気持ちを!

 門川町の五十鈴川支流三ケ瀬川で、門川高校生と西門川小の1、2年生が協働でこのたびホタルの幼虫約250匹を放流しました。    この幼虫は、「水」をコンセプトにした総合学習の一環として門川校総合学科ネイチャーサイエンス系の生徒が完全養殖に成功しており、 卵から孵化したものとのことです。   宮日新聞切抜きをどうぞ 門川ほたる

 県内では、小林市の井出の山や延岡市の北川地区等でも様々なグループが地域活性化の1方法としての活動を続けられております。             ホタルも含めて魚類や水棲昆虫等が多く生息できる様な「きれいな清川」を後の世に残して生きたいですね。       

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「きれいな石崎川を取り戻そう!」体験放流が

 11月18日(金)、宮崎市佐土原町の石崎川で佐土原町河川浄化推進協議会、石崎川水系環境保全対策連絡協議会主催のウナギ稚魚体験放流会が行われました。               

 広瀬小学校の5年生約130名が、きれいな石崎川を取り戻すために毎日の生活でどのようなことに気をつけるべきか等を学習しました。その後、石崎川河畔で高岡町の中村養魚場さんが用意したウナギ稚魚65kgとフナ稚魚13kgを4クラス毎に手分けして放流し、資源保護や河川浄化への関心も高めてもらいました。

      

あいにくの小雨模様の中を開始  佐土原町のスタッフ、新佐漁協の皆さん、中村さん、準備大変でした

    

初めての子も多く 遠巻きに 少しずつ慣れて  わいわい キャーキャー

     

ブロックの陰に潜むウナギや 群れて泳ぐ子ブナを 心配そうに見送る子供達

    

大きくなって帰っておいで  手のヌルヌルや臭いも少し気になりながら 整列!

     

代表して黒木さんが 会長さんにお礼を          宮日切抜きをどうぞ 石崎川体験

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県の水産功労賞、佐藤裕臣北浦内水面組合長が受賞!

 11月12日(土)、宮崎市港2丁目の県水産会館において平成23年度宮崎県水産振興大会が開催されました。水産業の発展に功労のあった方や優良な経営者を表彰して永くその功績を称え労に報いることを目的としています。来賓として水産庁九州漁業調整事務所の福田所長さん、県議会の外山議長さん他県会議員、関係団体から約150名余の参加があり、盛大の内に催されました。

 水産功労者2名、優良経営者24名が河野俊嗣県知事から表彰状を授与されました。内水面関係では、功労者として北浦内水面漁協の佐藤裕臣組合長(62歳)が受賞されました。同氏は、組合長として19年間、その間、連合会の理事としても6年間の長きにわたって事業の円滑な推進、運営や組織強化に努められました。

 アユ、ウナギ、カニ等の種苗放流による水産資源の保護活動は勿論 山、川を含めた環境の保全、小中学生や地元住民との協働による様々なイベントや事業を実施されており、内水面の多様性を幅広く県民に広めていただいたと思います。

 優良経営者として内水面の養殖業からは佐土原町の養鰻業、斉藤水産が受賞されました。全受賞者を代表して佐藤組合長さんが、お礼と山、川、海の強い絆をさらに深めていくこと等、今後の豊富も含め謝辞を述べられました。 

 皆様、おめでとうございました。今後のますますのご活躍を祈念いたします。

             

佐藤組合長(右)と長瀬連合会長     代表謝辞を述べる佐藤組合長                                            

    

 照明不足でごめんなさい          河野知事(右)と記念写真を

       

 この他、今大会では新たな取組みとして次代を担う青少年の意見発表で海洋高校生の研究成果発表と北浦小学校1年生の宇戸田こはくちゃんの作文の朗読があり、水産物ブランド品の試食や即売会、子供を見つめる作品展も同時開催されにぎわいました。スタッフの皆さんも大変お疲れ様でした。

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今年は珍しいウナギの情報が多いね!

 宮崎市高岡町の浦之名川で横山さん(農業)が、体長85cm、体重1,7kg、胴回り20cmの大ウナギを捕獲しました。            宮日新聞切り抜きをどうぞ 巨大ウナギ

 今年は7月の「土用の丑」の前に都農町の新田ウナギさんで神の使いといわれる「白いウナギ」(アルビノ;黒色色素がなくなった突然変異)が出現していますし、また、串間市の大平川では、130cm、約10kgの巨大ゴマウナギ(オオウナギ;鹿児島の池田湖で有名)がつかまっています。

 県の水産試験場の話では今回のウナギは普通種ではないかとのことですが、いずれにしても、今年は東京大学海洋研塚本教授グループによるウナギ卵の大量(150個)発見、美郷町南郷区渡川のNPO法人「セーフティーライフ&リバー」によるウナギ研究施設の立ち上げ等々新たな動きも続いており、11月の末から始まる予定のシラスウナギの採捕に向けて幸先良い兆候ではないかと非常に期待しております。

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昔懐かしい「池干し」への思い出を

 宮崎市在住の後藤忠男さんが、10月26日付け宮崎日日新聞に「池干し」で魚捕りをした頃の様子が懐かしく思い出されるとの投稿をされていました。 

 戦後から農作業が終了した秋頃、農家や地域の子供達大勢が参加して農業用溜池の水を抜いて残ったコイ、フナ、ウナギ等を捕まえて夕餉のおかずにしたものです。最近ではほとんど見られることもなく忘れ去られている状況で本当に寂しいですね。

  宮日新聞切抜きをどうぞ _池干し作文

 近年の「ルアー釣りブーム」で一気に県内の湖沼、ダム、溜池や河川にも増加しており、全国的にも外来魚とされているブラックバス、ブルーギルを駆除するべく当連合会でも活動しております。 

 土地改良組合さん、美土里ネット等のグループと内水面漁協の協働で池干しをしてバス類を駆除します。勿論、在来種であるコイ、フナ、ウナギ等は近くの川や元に帰す工夫をしています。 これに子供会や自治会等との連携が得られればさらに素晴らしい活動になるのでは思います。他にも駆除の釣り大会等も一部(御池、延岡市金堂ゲ池)で開催しております。皆さんの参加をお待ちしております。 

 昨年、都農町の藤見地区溜池で実施したときの写真(一部)です。 

   

   

 実際に子供達が池に入ることは難゙かし状況でしたね !                  

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H23年度のフナ種苗放流が終了!

 10月の19日~25日の間に本年度のフナ種苗放流が実施されました。高岡町のN業者さんが自家生産されたヘラブナと大阪から入手したヘラブナ種苗です。大きさは5gサイズで義務分が3万尾、自主放流分が13千尾の合計約43千尾が県内14水系の22漁協の役職員立会いの下で各組合の管理区域内に放流されました。 

 数年後、今は数少ないと思われますが「ヘラフナ釣り愛好家」の垂涎の的になることを期待しております。

  

  

  

  

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第54回全国内水面振興大会開催

 去る10月27日(木)、東京都港区の日本消防会館で第54回全国内水面振興大会が開催されました。

 全国の内水面漁協組合員、衆参国会議員、農林水産省、国土交通省、環境省他関係機関、各種団体から約420名が参集、内水面漁業の振興について5議案12項目が協議され、国に対して要望することになりました。 

 東日本大震災の復興や原発事故の早期被害補償対策、河川・湖沼の多面的機能に関しての国の責務等新たな問題点も取上げられ、水産資源保護や漁場環境の再生も含めて早急な対策が必要であるとの結論に達しました。  本県の長瀬会長も四国・九州ブロックを代表して「公共事業への環境保全対策費の導入」について、再度の要望を力強く提言されました。 

 東日本の一日も早い復興がなされる様祈念しながら、次回は東北ブロックの山形県で開催されることとなりました。

     

  櫻井新会長の主催者挨拶       耳川水系の組合長さん                           「自然の偉大なる力を畏れ敬い、叡智を結集して自然と共に歩む!」                                

     

  長瀬一己会長の提案趣旨説明                                    「河川に係る公共事業経費に環境保全対策費を明確に位置づけして欲しい。」    

 

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