一つは、60数余年前、小学生時代の藤原さんの古き良き時代の「ウナギぼっぽ漁」の回顧録です。 今ではなかなか見ることができない「カンタロウ」の臭いやゴミの中から取り出すミミズの話、竹で編む漁具「ぼっぽ」作りの一工夫等々 、若い人達にもぜひ残して生きたい文化ですね。
もう一つは琵琶湖の外来魚、ブラックバスやブルーギルの話で、小学5年生の「海を愛する高橋さん」の想いです。 元々は日本にいない外来の生物が国内に繁殖し、日本に昔から住んでいる魚達に大きな被害を与えていることです。 「人間のエゴ」から「癒しをもたらしてくれるペット」としてのあり方に、将来への様々な心配を綴っています。
宮日新聞切抜きをどうぞ 作文バス・ぼっぽ お2人とも有難うございます。
7月31日、国土交通省は2011年の全国164河川の水質ランキング(指標;BOD)を発表しました。
前年が全国16位の五ヶ瀬川が大躍進の堂々「金メダル」、小丸川と本庄川が14位(昨年14位と24位)、大淀川は127位(同116位)でした。
この制度((1987年;S62年)が始まって以来、本県河川では初めての快挙であり、延岡河川国道事務所は、「人工密集地域の市街地において良質な水準を維持することの素晴らしさ」を讃えています。 河川の流域住民の一人ひとりの環境保全に対する小さな行動が継続されていることの賜物だと思います。感謝、感謝ですね。
宮日切抜きをどうぞ 水質順位 昨年資料 10水質順位
8月2日、県漁村振興課は東臼杵郡五ヶ瀬町の桑野内ダムで、今年初めてのコイヘルペス症(KHV)が発生したことを発表しました。 ダムを管理している九州電力(株)から連絡を受け県水産試験場で確認されたとのことです。
延岡河川国道事務所では県や関係機関等で連携を密にして監視体制等を強化しております。 KHVはコイ特有のもので人には感染せず、仮に食べても健康に支障はないとのことです。
また、現在は落ち着いているようですが拡大感染を防止するには、発生地域のコイを他の河川に放したり、よそから持ち込んだりしないようすることが重要です。
宮日新聞他切抜きをどうぞ KHV五ヶ瀬
7月29日、小林市の岩瀬川で東方小の児童、保護者45名が河川清掃活動を行いました。 合わせて、小林高原野尻漁協(丸田毅組合長、組合員1、031名)が体験放流学習でヤマメの稚魚約7千匹を実施しました。
また、8月4日、高千穂町押方の山附川で西臼杵漁協(大鶴良夫組合長、組合員193名)が恒例の釣り教室を開催しました。地元押方小の生徒や夏休みで帰省中の子供達も含め約70名が特設の釣堀でニジマス1、000尾を相手に奮闘し、最後は掴み取りでも堪能しました。
川の生き物たちや何時までもきれいな清流と故郷への想い等を十分に感じ取り、満喫してくれたことでしょう。
宮日新聞切抜きをどうぞ 小高野清掃 高千穂釣り
去る7月29日、宮崎市高岡町新田の内山川で高岡川漁協(宮田信男組合長、組合員411名)と内山地区地域活性化協議会の協働で、釣り教室、掴み取り、稚ガニの放流体験等のイベントが行われれました。
高岡小の生徒約20名と父兄や地元の皆さん、漁協の役員さん他計40名余の参加により始まりました。22日の予定が梅雨時期最後のひと降りで増水し、やむなく延期となったため、昨年と比べて子供達の参加が少なかったようです。
事前に河川敷の草刈、清掃、そして人工の素晴らしいせせらぎと網で仕切られたプールに里山の自然が見事にマッチしていました。 宮田組合長さんの挨拶と講話の後、モクズガニの稚ガニ約30kgを体験放流しました。
続いて、釣り大会が開始です。事前にアユ 10kg、ニジマス 30kgが放たれており、小麦粉を練ったシンプルな餌で挑戦しました。最後に釣り残りはやはり楽しみな掴み取りで、四つん這いになって水浸しの大バトルが繰り広げられました。、
事前の草刈も終わり一休み 素晴らしい出来栄えですね
整列し、宮田組合長のお話 階段も梯子が設置されて安全第一です
稚ガニの放流 やはり恐々と かまれた子はいません 慎重派が多い・・・?
釣りポイントにも 手をつないで 大きな子が面倒を少しばかりスリルも必要
さぁ~ 今晩のおかずを・・・ パパ大丈夫? 子供の不安げな?顔が
小さな兄妹?も手を取り合って ヌルヌルで外れんがぁ~
バケツには10匹以上か 大量だ! いよいよ掴み取り! バケツも準備して
入れ物を早くはやく 急いでェ~ 仕切り網を縮めて大人も手助けです。
去る7月21日、日南市の広渡川、支流の酒谷川で、日南広渡川漁協(戸田博組合長)が恒例のモクズガニの稚ガニ(体重20~30g)の放流を実施しました。
役員4人で約360kg(平均25gサイズでやく1万5千匹)を本支流の15箇所程度に分散させて放流しました。 他の水系は7月1日から、カニ篭3個(1人当たり)を限度に解禁になっておりますが、 広渡川水系では、資源への影響を考慮して8月1日からになっています。
日南地方特産の「カニ巻き汁」も有名で、地域の皆さんがモクズガニの資源を守ろうとの意識が非常に高く、漁協ではさらに9月まで禁漁期間を延長することを検討しています。
この様に漁協では、資源保護や環境保全に精一杯頑張っておりますので、皆さんも 採捕の決まりごとやマナー等を十分に守って、川に親しんでください。
宮日新聞切抜きをどうぞ 日南モクズ
今年も夏休みの8月18日(土)と19日(日)、高原町御池の皇子港で小林高原野尻漁協(丸田毅組合長、組合員1,031名)が主催して恒例の外来魚(ブラックバス、ブルーギル)の被害を防除するための釣り大会を開催します。 魚に優しい河川や湖の環境を守ったり、昔から済んでいる魚たちを保護すること、釣りなどをとおして自然に触れていただくこと、様々なルールを守ること等を目的として実施します。
今年で7回目になりますが、遠くは宮崎市内からの人も含め毎年100名前後の多くの参加があります。 自由参加で2日間とも検量時間が14時から15時となっており、少々の雨天でも決行となっています。 豪華商品もありますので、親子や夫婦、友達同士の語らいも含め楽しい一時が過ごせます様に大勢の参加をお待ちしています。
釣り大会実施要領、パンフをどうぞ 御池バス駆除ちらし 御池バス駆除パンフ
地域特産種としてのチョウザメ養殖の産業化を推進するため様々な動きが始まっています。 水産試験場小林分場(毛良明夫分場長)では、稚魚の安定供給技術を開発しており、県では実用化に向けて多くの業者の参入を期待しており、各地での説明会等を開催しています。
西日本新聞切抜きをどうぞ キャビア産業100億円
宮日の「子供ニュース」 でも、小林市細野小の5年生、中ノ神ひいりさんが特集を組みました。 冬には宮崎県特産「フレッシュ・キャビア」がお目見えするとのことです。
キャビア子供ニュース フレッシュキャビア
シラスウナギの大不漁で蒲焼店の「うな重」価格等が高騰している状態の中、アフリカやオーストラリア等の南半球の国々から養殖ウナギの輸入が増えつつあります。
ウナギの国内需給量は,H15,16年当時は12~13万トン程度でしたが、現在は約6割の7.4万トン台とのことです。国内養殖は2万トン程度で、中国、台湾他からの輸入量(活鰻、加工品)が5万トン台で大部分を輸入に頼っております。
近年は東南アジア、アメリカ等からも少量ですが輸入されており、関係商社の調査ではアフリカのマダガスカルやオーストラリアのタスマニアでも養殖されているとのことで、「日本人の味覚に答えることができるか否か?」が今後の課題となりそうです。
詳細は 宮日新聞切抜きをどうぞ 南半球ウナギ
関連して4月には、シラスウナギでの異種(ニホンウナギ以外)の輸入が始まったとの記事もありました。 自然界への逸散や種苗の放流時の注意すべき点として報道されております。
宮日新聞 アフリカ産しらす 日本養殖新聞 異種ウナギ輸入
価格が高騰による
シラスウナギの3年連続大不漁を受けて、国も研究機関、行政、関係団体等とのウナギ資源管理についての協議や、東アジア地域全体での管理の必要性等を検討しています。
本県水産政策課でも7月11日、水産庁から漁業調整課の清水調整官と栽培養殖課の太斎養殖指導係長を招いて、内水面漁協、連合会、養鰻業者、内水面振興センター、水試など関係者とのウナギ資源利用管理の検討会を開催しました。
ウナギ資源をめぐる現状、実態等について説明、質疑がなされました。 内水面漁協からは行使規則などによる親ウナギの採捕規制の必要性や河川環境の改善が、養鰻業者から種苗生産や養殖技術の改良など今後の方向性も含めた意見が出されました。 国、県もこの様な会合を2~3回程度開催し短期、中・長期にわたる様々な管理の方向性を見出したいとのことです。
H25年度の10年に1回の漁業権切替えや本年度のシラスウナギ特採許可等にも大き関係してくる課題であり、本連合会としても組合長会議等で十分検討して行きたいと思います。
また、19日の宮日新聞で、「絶滅の恐れがある野生動植物の国際取引を規制するワシントン条約」に関連して、米国がウナギを対象種に入れるべく検討を始めたとのことです。 クロマグロやクジラ等と同じ様に日本独特の食文化への規制の風が強くなってきそうです。
宮日新聞切抜きをどうぞ ウナギ規制