去る7月25日、日南市の広渡川水系支流の酒谷川でモクズガニの稚ガ二約200㎏(20~30gサイズ)の放流が行われました。
日南広渡川漁協(戸田博組合長、組合員395名)が資源保護のために毎年約500kgを放流しており、今回その一部を6ケ所に分けて実施しました。 同河川では採捕期間や篭漁具の数なども制限されており、郷土料理「カニまき汁」の食文化伝承にも大きく貢献しています。
宮日新聞切り抜きをどうぞ 日南モクズ
また、都農町の名貫川では「清流とふれあい川開き」が、名貫川淡水漁協(山口安彦組合長、組合員46名)主催で開かれました。
宮日切り抜きをどうぞ 名貫釣り
その他各河川でも夏休み期間中に内水面漁協が参画して様々な催しが予定されています。生き物にやさしい自然がいっぱいの清流に親しんでください。
8月1日、小丸川の高鍋大橋下流で小丸川漁協(前田和則組合長、組合員177名))が高鍋東小1年生(約100人)を対象にウナギ60㎏、モクズガニ25㎏を放流しました。組合員が「ウナギぼっぽ」で漁獲した一部の小型サイズ約20㎏も再度の放流になりました。
組合員が「ぼっぽ」で 地元天然産の黄ウナギが約20㎏ モクズガニ稚ガ二も
漁協事務の川崎さんデザインの幟もはためき 準備万端 スッポン3匹も特別参加 首をもたげて まだか まだか
子供達も100人を超えるとさすがに大変だ 隊列を組んで順番に
カニはちいさくても はさむゾ~ 何人か慣れたたもんじゃ・・ オス、メスの違いを どうだっぁ~
ウナギはなかなか一筋縄ではいかんなぁ・・ 建設会社や内水面センターの協力も得ながら
暑い中 約1時間程度の格闘が お礼と来年も又ね・・有難うございました
7月30日、国交省宮崎河川国道事務所は、高鍋自然愛好会(時任伸一会長)と協働で小丸川の竹鳩橋地先の生物調査を実施しました。参加した地元の小学生は、水質ランク別の生き物チェックにより河川のきれいさを実感していました。
宮日切り抜きをどうぞ 小丸生物調査
また、去る16日には都城市庄内の商工会女性部(蒲生芳子部長)が河川浄化活動の一環として講演と事例発表等の集いがありました。
宮日 河川浄化庄内
河川を取り巻く自然環境の維持・保全活動が様々な団体に大きく広がっており非常に喜ばしいことです。内水面漁協もさらに活動の輪を広げながら頑張りたいものです。
7月22日、宮崎市の県企業局研修室において、大分県・宮崎県企業局、九州電力(株)、旭化成(株)の各企業と宮崎県から県土整備部河川課、水産政策課漁業管理室の担当者の皆さんと、内漁連役員との意見交換の場ということで協議会(21名出席)を開催しました。
今年で4回目になりますが、県土整備部の上山孝英ダム対策監から「ダム管理の現状」の話題提供をいただき、その後各関係企業より現状と対策等の報告を受け、質疑に入りました。
上山対策監は、今年上半期の降雨状況、過去30年間の平均雨量等を月ごとに比較し、渇水期や洪水期の特徴的な事例を紹介しながら放水の調整状況等を報告されました。
ダムの耐用年数と強度の問題、河川の維持流量や水利権更新後の変更の可能性等について質疑があり、河川構造令の基準によりチェックもされており、さらに岩盤調査など細部にわたり調査が進められていること、維持流量については様々な現場での状況が異なっており、各河川ごとの細かな対応が必要である等が協議されました。
各企業から対応策一覧比較表に基づき報告がされ、濁水防止、流量の確保、資源保護、長期的に森林機能の改善など幅広い協議がなされ、各企業間での認識の均一化やさらなる向上が図れていると感じています。
写真他の資料も含め選択取水方式やバイパス方式、稚魚の迷入防止対策など様々な対応も紹介されました。 「継続は力なり」の思いで参加企業や行政の支援もいただきながら、内水面の将来を考え続けたいですね。
一部資料もどうぞ 各社対策一覧 ダム対策一覧 大分県企業局使用の水処理フィルターバイオログ 大分フィルター 大分フィルター2
長瀬会長の挨拶 切なる思いを込めて 出席者の紹介 皆さん 顔馴染みに・・・
上山対策監(中央)の話題提供 ダム管理の状況をつぶさに・・
各企業の皆様 内水面の色々な要望を噛みしめていただきながら 大変ですが・・ 今後ともよろしく
去る7月8日、串間市の福島川支流の大平川でカニやウナギの体験放流がありました。 串間市淡水漁協(河野日出男組合長)が大平小学校の児童を対象に自然の保護、河川環境の保全等の一環で、ウナギ11㎏(内水面振興センター提供)、モクズカニ15㎏を放流しました。
宮日切り抜きをどうぞ 串間体験
また、宮崎市の大塚地域まちづくり推進委員会は、14日、福島町の水流川で江南小の児童を対象に、宮崎土木事務所の指導を受けながら、身近な水辺環境を守っていくことを学びました。まだまだ多くの水生生物がいることに大きな歓声を上げていたとのことです。
宮日切り抜きをどうぞ 大塚水流川調査
15日、16日には小丸川漁協(前田和則組合長)が木城町と高鍋町で小学生や地域住民の皆さんを対象にウナギやモクズガニの体験放流を実施しました。8月1日にも高鍋東小の1年生を対象に計画しております。
小丸川漁協は、河川清掃や体験放流学習の他にも釣り大会や掴み取り、水質浄化にも効果が大きいEM団子の投入等様々な活動を通して内水面の資源保護、環境保全に頑張っております。
宮日切り抜きをどうぞ 小丸体験
三股町や日南市の南郷町で、小学生を対象に身近な河川の環境について五感を使っての「水辺の生物環境調査」が行われています。
鳥や虫の声、川のせせらぎ、水の臭いや透明度、水生昆虫や小魚、エビ等々・・・ 日頃なかなか感じることができない、触れることができない貴重な経験をしました。
今年の5月に市町村の職員の皆さんを対象に県が実施した研修の効果が直ぐに実践されており、子供達や地域の皆さんが河川の環境保全に大きな関心を持っていただけることは非常に喜ばしいことです。
宮日新聞切抜きをどうぞ 水辺調査沖水南郷
去る7月4日、綾町の三本松橋下流域で綾小学校の4年生(65名)を対象に、ウナギ、モクズガニの体験放流学習会が実施されました。
綾漁協(増田正範組合長)が毎年恒例で実施しています。 国交省河川事務所国富出張所や地元建設業者の支援を受けて水辺沿いに掴み取り用プール(4×15m程度)をつくり、カニに挟まれたり、ウナギの掴み取りをした後に放流しました。
ウナギは(財)内水面振興センターと漁協からから約16kg、250尾が、カニは約13kg500尾が提供されました。参加した子供達は、おっかなびっくりでカニとにらめっこを、続いて泥まみれになりながらヌルヌルのウナギと格闘したりで大喜びでした。
勿論、河川を綺麗にする事や生き物達との触れ合いの中で、自分たちが将来何を考え何をやって行けば良いのか・・・・有意義な時間を過ごした様です。
宮日新聞切抜きをどうぞ 綾体験
事前の下刈りと重機によるプール作り 一段落で打ち合わせ 小休止
先生の注意事項 増田組合長と吐師副組合長によるモクズガニやウナギの生態説明(カニのふんどし?・・・も含めて)
軍手は挟まれても血は出ないよ ・・・ 指は痛いからね 注意深く・・・
第2弾 ウナギの掴み取りが 敵も必死で逃げまくり なかなかですよ
女子軍団はなんとなく上品に 近くの保育園児がおっかなびっくりで覗き見を
子供達もすっかり堪能し ウナギもグッタリと 来年も是非実施したいですね・・・
最後は元の状態に! もう一分張りを
綾町職員、漁協役員他の皆さん(総勢90名の参加でした。)お疲れ様でした。
6月県議会で児湯郡選出の松村悟郎議員の「水源地としての森林を守るべきだ。」との質問に、知事は、「森林等の売買に関する何らかの規制の必要があり、本年度中の制定作業を進める。」との説明がなされました。
宮日切抜きをどうぞ 水資源保護条例
水源地域となる森林や山地の保護については、造林面積や年間降水量が全国有数の本県にとって、また多くの内水面漁協、本連合会にとっても「森と川と海の絆」を大事にしており、緊急の課題ともなっています。
H23年10月、地下水採取の規制をするために小林市が「水資源保全条例」を施行し、宮日新聞の特集で森林環境税を活用して県内山林の公有林化が進められているとの記事がありました。
宮日をどうぞ 小林水資源保護
また、国においても「生命の源である水」、水の公共性、水の循環の重要性、世界的にも異常気象による水の枯渇等大きな課題となっており、超党派議員連による「水循環基本法案」の制定に向けて検討が進められています。
日本の水をきれいにする会;「清流青湖」の情報から 水循環基本法
水を取り巻く様々な観点や夫々の立場から一歩ずつ前進が図られようとしており、大いに期待したいものです。
去る11日、小丸川漁協(前田和則組合長、組合員149名)が高鍋町、木城町の2箇所で、稚アユ約520kgを放流しました。 4月には切原川等支流も含め7箇所に約450kgを放流しています。
また、当漁協は、小学児童たちによる体験放流学習や河川の環境保全のためのブラシ等を使っての石の掃除や、EM菌団子の設置等様々な活動を実施しております。
少しずつ、一歩一歩ですが魚達が増え川が綺麗になることを願いながらの活動です。
宮日新聞切抜きをどうぞ アユ小丸川
去る6月4日(火)、宮崎市内の「ひまわり荘」において、本連合会の第61回通常総会を開催しました。県農政水産部の那須司水産次長、成原淳一水産政策課長、県内水面振興センターの関屋朝裕理事長他のご来賓にご出席をいただきました。延岡市の「北川流域ネット」代表矢野純一様には永年にわたる内水面の環境保全活動に対し感謝状を贈呈しました。
書面議決を含め37会員の出席により、提案7議題の全てが承認されました。 委託放流事業等主要業務の実績と計画、財務諸表による連合会の財務状況、決算、予算案、剰余金処分案他で、水産資源の保護増殖、カワウ・バスの被害防止、産卵場の造成や魚道の改修、漁協組織の充実強化等に関連する幅広い内容でした。
漁業権切替業務やウナギ資源管理の中では行使、遊漁規則に親ウナギ保護のため10月から翌3月までの半年間の採捕自粛を全国に先駆けて決定した点が大きな動きでした。 また、新規事業として「内水面の多面的な機能発揮対策」で一部漁協による河川清掃等の環境保全や漁村文化の継承活動への支援に取り組むことになりました。今後、関係市町長との協定の締結や規約等の整備が急がれます。
役員の改選は、理事7名中2名が新任、監事3名中2名が新任となり、理事会において会長には北川漁協の長瀬組合長が選出されました。「内水面振興基本法(仮称)」の制定等の大きなうねりが続く中での続投となりました。
報告事項では、義務放流の委員会指示、コイ種苗放流の自粛、シラスウナギや海産稚アユの採捕状況等を説明しました。
主要実績や本年度の計画概要をどうぞ 総会議案
那須水産担当次長の祝辞 長瀬会長から矢野様へ感謝状の贈呈 野崎議長(清武川組合長)の進行で 新役員10名による就任の意思表明が・・・
6月2日には、新佐漁協(仲原 稔組合長)の総会の様子が 宮日新聞に 主要漁業であるシジミの資源保護のため禁漁区の拡大が承認されたとのことです。
宮日切抜きをどうぞ 新佐総会
6月1日、県内の大部分の河川で、太公望がお待ちかねのアユ漁が解禁となりました。 県内、九州管内から多くの釣り人が竿をたらしながら若アユとの格闘を演じています。県北部の北川と耳川水系では、アユの成長具合も見ながらということで、6月10日からの解禁となっています。
今年は、一昨年の様名な異常渇水もなく、適当な雨も降っており、アユには好条件とのことです。 これから梅雨時期や夏から秋に向けての豪雨、濁水など等の影響ができるだけ発生しないことを祈りながら期待しましょう。
宮日新聞切抜きをどうぞ アユ解禁
また、九州電力の耳川水力整備事務所(日向市)では、西郷漁協との協協働で、恒例の体験放流学習を実施しました。さる5月28日に田代小の3~4年生29人が参加して、アユの幼魚やウナギを放流しました。 魚達のすみやすい川づくりや環境、自然の大切さを十分に理解してもらえたと思います。
宮日新聞切り抜きをどうぞ 耳川西郷体験