日南市の広渡川下流域で伝統漁法の「ノボリコ漁」が、日南広渡川漁協(戸田博組合長)の那須さんや太田さん達の手により始まりました。
例年5月の連休頃から敷き網を設置、ハゼ類(ボウズハゼ)の稚魚が上ってくるところを採捕します。
県の博物館による体験学習として、恒例になっておりますイベントが16日(土)に実施される予定です。
宮日新聞切向きをどうぞ ノボリコ日南
また、7日には大淀川水系の深年川で国富漁協(鈴木輝美組合長)が、木脇小の4年生約50人を対象に、稚アユとウナギの体験放流学習を実施しました。
(一財)宮崎県内水面振興センター(関屋朝裕理事長)から委託を受けたウナギ12㎏と漁協の自主放流分約76㎏の稚アユを、子供たちが楽しみながら放流しました。
宮日切抜きをどうぞ 国富体験
5月10日、本庄川の柳瀬橋下流の河川敷で大淀川学習館(清山賢治館長)主催の稚魚放流体験教室が開催されました。前日の雨が気になりながらも絶好のイベント日和となり、事前の申込み親子連れ約67名と飛び入り組みも含め賑やかな放流会となりました。
放流稚魚は、(一財)内水面振興センター(関屋朝裕理事長)の委託と漁協の自主分で、高岡町の中村養魚場さんに稚アユ22kg、ウナギ12kgを手配していただきました。 事前の注意事項や、水をきれいにすること、山と川のつながり、アユ、ウナギの不思議等々… 子供達も気もそぞろ状態でした。
アユやウナギを間近に見たり触ったりする経験も少ない子供達(最近は大人でもなかなか・・・)は、 バケツやタライに小分けされ、ヌルヌル、ぴちぴちの魚に大はしゃぎでした。
清山館長、日高さんの挨拶、注意事項など
センター川野さん、堀之内さんも大活躍 勢ぞろいして 秒読みを
ウナギは大小入り交ざりで なかなか思う様には行きません
小石の下にもぐったり アれー 閉めの挨拶とアンケートもお願いね・・ 今晩は奮発してウナギでも食べようかなァ~ の小声も
学習館の皆さん、振興センター、中村養魚場さん お疲れ様でした。 来年もよろしくー
4月上旬から県内各河川において稚アユの放流が始まり5月上旬でほぼ終了し、6月1日(県北部の北川、耳川は6月10日)からの解禁が待たれます。
本年度は、県や(一財)内水面振興センターの委託分、漁協の義務放流、自主放流分で合計約14~15トンの放流を実施します。
また、20カ所の漁協、河川では地域の小学生他を対象に体験放流学習なども合わせて実施される予定で、河川の水質浄化や水産資源の保護、山や環境とのつながり等も説明しながら子供や父兄にPR活動を進めています。 集中豪雨や渇水等の異常気象が発生することなくアユ達や太公望、そして内水面漁協にとっても素晴らしい環境が整いますように・・・・
大淀川(高岡) 境 川(高岡)
一ツ瀬川(新佐) 大淀川(宮﨑内水)
一ツ瀬川(濁水防協) 体験学習(国富)
宮日新聞切り抜きをどうぞ あゆ小丸 五ヶ瀬アユ
去る25日、西都市の山角橋下の公園で、一ツ瀬川濁水対策推進協議会(会長:橋田西都市長)と一ツ瀬川漁協(田中寛組合長)が協働で、「一ツ瀬川に清流を戻そう」というスローガンを掲げて稚アユ約130㎏(平均8gサイズ)を放流しました。
穂北小、茶臼原小他の児童や親子連れ約120人が参加し、延岡市の延岡淡水養魚場(後藤場長)さんが丹精込めて育てた稚アユを「元気に育って帰っておいで・・・」と送り出しました。
あわせて、佐土原町の(一財)宮崎県内水面振興センタ―(関谷朝裕理事長)からも資源保護、増殖の趣旨で190㎏を提供していただきました。
田中組合長、作業前の注意事項を 活魚車の周りは人だかりが
開会式前は気もそぞろに
後藤場長さん車上からスタンバイ!! 小さな子は重たそうに「ヨイコラシょッ・・」
残りの稚アユはホースで一気に放流を 副会長の土屋新富町長さんの閉めの挨拶 橋田市長さんと穂北小4年生の皆さん 宮日新聞切り抜きをどうぞ 一ツ瀬あゆ
耳川水系の西郷漁協(森川吉太郎組合長)でも、28日、約590㎏の稚アユ放流が実施されています。 宮日新聞切り抜きをどうぞ 西郷あゆ
県内において早い河川では4月7日頃から、太公望お待ちかねの6月1日のアユ漁解禁に合わせて放流事業が進められています。
去る5日、美郷町の南郷に世界初といわれるウナギ研究・展示施設「国際うなぎラボ」が完成しました。
NPO法人のセーフティ・ライフ&リバー(宮崎市、大森仁史理事長)が、3年前に廃校となった旧渡川小校舎を活用してオープンしたものです。
自然に近い状態で飼育し、雌雄の性比や育成技術などまだまだ謎の多いウナギの生態を究明する予定です。
宮日新聞切り抜きをどうぞ Eラボ南郷 Eラボー2
延岡工業高の土木科生6名(川づくり班)が、河川の環境保全活動の一環として祝子川において、生き物や環境に優しい川づくり計画を立てたうえ現場で実践しました。
本年度で13回目になるMRT環境賞の教育学習部門で優秀賞に輝きました。 学校や地元企業、土木事務所など産官学の連携による活動が見事に実りました。
宮日新聞切り抜きをどうぞ 川づくり環境賞
また、同校の先輩たちがH24年度には「水辺の工法研究」で宮崎県大会で金賞となり代表として九州大会に出場、活動内容が高く評価され準優勝の栄誉を受けております。
素晴らしい長年にわたる地道な活動が花を開き続けて欲しいですね。 宮日新聞をどうぞ 水辺づくり延工
日南市飫肥、観光客や地域住民が待ち望んでいた城下町の水路に、2年半ぶりにシンボルであった「ニシキゴイ」がその姿を現しました。
2012年の9月にコイ特有の病気「KHV」にかかり処分されていましたが、街まちづくり協議会や商交会、市民の皆さんの熱い厚い要望により復活しました。
「とても華やか!」「城下町にはコイがよく似合う!」等のうれしい声が聞かれました。
宮日新聞をどうぞ コイ飫肥城 H26・10 こい飫肥
2012年、ユネスコエコパークに登録された綾町に、里山の再現を目指してビオトープが完成しつつあります。 乞うご期待を・・・
宮日新聞切り抜きをどうぞ 綾里山ビオトープ
2月22日、宮崎市山崎町の江田川で檍北小3年生や自然保護団体等が育てたゲンジホタルの幼虫4~5千匹を放流しました。
同グループは17,8年以上にわたって河川の環境浄化や自然保護活動を続けており、市街地でホタルが見れる場所として有名スポットになっています。
また、2月10日、延岡市無鹿町の稲田川で、地元区長会、土地改良区、五ヶ瀬川流域ネットワーク等による「稲田川を蘇らす会」が、水質浄化対策の一環として竹炭(200㎏)やカキ殻(2トン)を投入しました。
宮日新聞切り抜きをどうぞ 江田川ホタル 友内川環境浄化
稲田川は五ヶ瀬川水系の下流友内川に流入する小河川であり、市街地からの生活雑排水他の問題もあり地域、行政を挙げて対応しています。
漁業権者として管理している東海漁協でも、昔ながらの伝統漁法である「石倉」を造成し、ウナギやハゼ類、小魚やエビ、カニ類等の生物にとっても住みやすい環境づくりに頑張っています。
関連資料をどうぞ http://www.miyazaki-ngr.jp/contents/archives/2962
12月22日、高鍋町から川南町を流れる小丸川支流の切原川を対象に水産試験場、南九州水圏環境生物研究所(岩田一夫代表)と合同で生物環境調査を実施しました。
切原川は上流域に灌漑用の切原ダム(2007~2011年)があり、着工前のH14年と15年に調査を実施しています。10年後のアセス調査として、春の5月、秋の9月に続いての冬季の生物環境調査です。
渇水期でもあり水量が少なく、ダム直下の定点ではタカハヤとギンブナ、ヤマトヌマエビの3種でしたが、中流、下流域では、魚類14種、甲殻類6種が採捕されました。(特に、ウナギが冬眠時期故なのか大小合わせて計30尾と大漁)
天空の切原ダム直下 枯れたススキ他が寒々しく 水量も乏しく
渓流域とはいえ枯山水状態の流域で元気に調査を タカハヤとフナが
ダムに生息のギンブナか? 若魚が2尾 ヤマトヌマエビは大漁 調査2点目の小坪橋近辺 カワムツ、オイカワ、カマツカ、ヨシノボリ類、テナガエビ、ヌマエビ類他多種が・・・
ウナギ(8)、ギンブナ(6) 大型の見事なドンコ2尾も
調査3点(切原小橋)流速も弱く河床は砂泥が薄っすらと ヨシの葉陰で 生物相のチェックを
錆びて痩せたアユが2尾 オイカワ(59)、シマヨシノボリ(64)他
ギンブナ11尾、ニホンウナギ22尾(大小) 大物(3P?)を掴みにっこりの山田さん(内水面支場) 掴み方のご披露も・・慣れたものです
人工の放流?らしき青色の幼魚も、下流域では上流で見なかったウグイ(6)
2月には、河川工作物(井堰等)の調査を予定しています。
第2回(8月)結果http://www.miyazaki-ngr.jp/contents/archives/2703
第1回(5月)結果http://www.miyazaki-ngr.jp/contents/archives/2314