月別アーカイブ: 12月 2014

切原川の冬季生物環境調査を実施

  12月22日、高鍋町から川南町を流れる小丸川支流の切原川を対象に水産試験場、南九州水圏環境生物研究所(岩田一夫代表)と合同で生物環境調査を実施しました。   切原川は上流域に灌漑用の切原ダム(2007~2011年)があり、着工前のH14年と15年に調査を実施しています。10年後のアセス調査として、春の5月、秋の9月に続いての冬季の生物環境調査です。  渇水期でもあり水量が少なく、ダム直下の定点ではタカハヤとギンブナ、ヤマトヌマエビの3種でしたが、中流、下流域では、魚類14種、甲殻類6種が採捕されました。(特に、ウナギが冬眠時期故なのか大小合わせて計30尾と大漁)       天空の切原ダム直下 枯れたススキ他が寒々しく 水量も乏しく       渓流域とはいえ枯山水状態の流域で元気に調査を  タカハヤとフナが       ダムに生息のギンブナか? 若魚が2尾 ヤマトヌマエビは大漁                          調査2点目の小坪橋近辺 カワムツ、オイカワ、カマツカ、ヨシノボリ類、テナガエビ、ヌマエビ類他多種が・・・          ウナギ(8)、ギンブナ(6)    大型の見事なドンコ2尾も       調査3点(切原小橋)流速も弱く河床は砂泥が薄っすらと  ヨシの葉陰で    生物相のチェックを        錆びて痩せたアユが2尾 オイカワ(59)、シマヨシノボリ(64)他         ギンブナ11尾、ニホンウナギ22尾(大小) 大物(3P?)を掴みにっこりの山田さん(内水面支場) 掴み方のご披露も・・慣れたものです                人工の放流?らしき青色の幼魚も、下流域では上流で見なかったウグイ(6)   2月には、河川工作物(井堰等)の調査を予定しています。  第2回(8月)結果http://www.miyazaki-ngr.jp/contents/archives/2703 第1回(5月)結果http://www.miyazaki-ngr.jp/contents/archives/2314

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塩見川第2回石倉モニタリング調査を実施

 12月8日、塩見川河口域において富島河川漁協(甲斐勝康組合長)が、設置していた「石倉」の第2回目のモニタリング調査を実施しました。  干潮時間に合わせて内水面漁場管理委員会、日向市、内水面振興センター、漁協役員他15名弱のスタッフが集合し、人海戦術で作業を開始、イサキ類、ハゼ類、エビ、カニ類を採集しました。  今回は、試験礁の位置を変更したため砂泥地が若干少なく前回(10月27日実施)の様な好結果ではありませんでした(ウナギは0尾、逆にマハゼ42尾、シマイサキ29尾と数量的に多かった。)        ウナギ筒も設置水深が浅く砂泥域も少なく場所悪し(反省点)             ゴマフエダイ           チチブモドキ        マハゼ 42尾 と         シマイサキ 29尾                 ヤドカリ、貝類は多く、コアマモの幼体も・・シャコの抜け殻は視認         モデル礁は第1回目の場所に変更し  石も人海戦術で大移動を                                    生き物たちのサンクチュアリとして お祈りを・・  前回結果 10月10日分http://www.miyazaki-ngr.jp/contents/archives/2866 

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西都市三財川でアユ資源の保護活動を実施

 11月中旬から西都市の三財川において一ツ瀬川漁協(田中寛組合長)が、アユ資源保護のために重機による産卵場の造成に合わせて親魚や人工孵化法による受精卵の放流を実施しました。  11月20日、絶好の日和に恵まれ、造成した産卵場付近(清水橋下流の禁漁区)で延岡淡水養魚場の協力を得て成熟した雄雌の親魚から卵、精子を搾出し受精卵を放流しました。人工授精士、後藤慎治養魚場長さんの丁寧な指導で作業も順調に終了し、別途、約130㎏の親魚も放流しました。  この活動も4~5年は続けており、参加した役員さんも生命の神秘に感動したり心地よい作業に汗を流しながら今後の結果を心待ちにしています。       禁漁の看板12か所に設置し 巡回指導・監視も十分に                昔の木製の堰の跡か・・・?  清水橋下流域の産卵場の整地を再度           車の陰で直射日光を避け 後藤さんの現地指導開始                                 準備万端の雌の親魚達から適宜採卵を セル瓶に入れた受精卵を       田中組合長の熱き思いを込めて  卵の付着状況の確認も・・ なかなか見事な着き具合じゃのぉ~        鮎の食み跡も・・カメラマンの腕も?光の具合が 幾何学模様も何となく・・       淵を伴った下流域に親魚を放流                               すかさずダイサギが敵状視察に  飛び立った下にはアオサギがまだまだ       見事な産卵適地 数cm~5cm程度の礫石帯が 凹凸もなく素晴らしい      禁漁区の看板も 人には・・? サギ類にはむなしくも・・・         頑張らねば なんねぇー

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