月別アーカイブ: 9月 2012

H24年度の漁協役職員等研修会を開催!

 去る9月19日、宮崎市の「ひまわり荘」で平成24年度の漁協役職員等研修会を開催しました。                                         毎年、(社)日本水産資源保護協会の補助を受けて実施しており、漁協関係以外にも土木事務所、農林振興局、ダム関係企業等の皆さんにも幅広く参加(今年は約120名余)いただいております。  講師は、高知県香南市の高橋勇夫先生(たかはし河川生物調査事務所代表)で、アユの基礎研究をベースに全国の河川で潜水調査などを実施され、漁協等と天然アユを増やす活動を進めており、アユに関する著書も多数出版されておられます。  アユ資源を再生させるため、天然アユを増やすための様々な事例の中で、産卵場の造成や魚道の機能向上のための小技等々、また内水面漁業の将来、漁協のあり方まで幅広いご報告がありました。  アユを「河川環境の自然循環バロメーター」として生態系サービスを維持して行く、守っていくこと、アユのもたらす経済効果など等、「アユを育てる川仕事」の紹介でした。                                             会場一杯の参加者で熱気ムンムン   長瀬会長の挨拶                                     アユを育てる川仕事の事例を紹介される高橋勇夫先生                                                    放流主体の増殖効果やダムからの長期汚濁水対策等について熱心な質疑が  講演内容等については、今年度の2月頃までを目途に印刷製本して皆さんにもご紹介をする予定です。

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ウナギが絶滅するのか?外来種の輸入が増加も・・・

 環境省は、極度の不漁が続くシラスウナギに関連して、ニホンウナギをレッドデーターブック(RDB)の絶滅危惧種に指定して資源保護の方針を検討しているとのことです。  日本の食文化である「ウナギ蒲焼」が廃ることがないように、米国、オーストラリア、マダガスカル他からの外来種の輸入が急増しているとのことで、JAS法等の適正表示や自然界への混入問題もはらんでおり、大きな課題が山積しています。  7月には米国が、ワシントン条約によるウナギの取引規制を検討とのニュースもありました。  2012年7月アーカイブをどうぞ  今年の春期以来国、県においてもウナギ資源の管理方策について検討が進められていますが、受け皿としての河川環境の保全は勿論のこと、様々な漁獲、漁期等の規制や試験研究、技術開発の推進が叫ばれています。  宮日新聞切抜きをどうぞ ウナギ危惧種   外来種ウナギ

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川に親しむ魚道の体験調査や掴み取りイベントが・・・Ⅱ

9月7日、高岡土木事務所(森 茂雄所長)は、地元の浦之名小の児童を招いて、6月に完成した魚道周辺の生き物調査を実施しました。地域総合学習の一環で約1時間にわたり魚やエビ類を採取し、魚道の役割や魚たちの特徴を調査員等に聞いていました。  夏休みの自由研究に大淀川の水質調査に取り組んだ子供もおりました。                                   川が目の前にありますが、女の子はなかなか親しむまでには至ってない様で、今回の経験でより川に愛着を持って欲しいですね。  宮日新聞切り抜きをどうぞ 浦之名体験調査                                                           事務所の黒木さんが魚道の説明を   子供達も真剣そのもの                                                                              下流から上流まで何kmも一生懸命に上っていくんだって すごいねぇ~                                                            ライフジャケットに採集ビン、たも網等用意万端で  ヨシ類の付近でエビを・・・      大型のカワムツやダクマエビが   ETの仕業かな??アユの食み跡も・・結構見つけました                                                        カマツカ、オイカワ、カワムツ、ヌマチチブ、ボウズハゼ、テナガエビ等々 大漁だァ~ 一人ひとりが楽しかったお礼を・・・                                                                                                                    地元の老婆も活用?の姿が・・・冷や~ヒヤ・・・・                                                  土木事務所の皆さん、本当に有難うございました。  また、去る8月29日には綾町の南俣保育所の園児達を対象に、恒例のアユ掴み取りが行われました。                               綾漁協(増田正範組合長)が恒例イベントとして毎年実施しているものです。園児達の喜ぶ顔を見ながら継続は力なりを進めていただいております。感謝、感謝です。   宮日新聞切抜きをどうぞ 綾体験放流  続けて、9月2日に小丸川漁協が木城町の川原自然公園で、9日には串間市淡水漁協が福島川親水公園でニジマス釣り大会等を開催しています。    宮日切抜きをどうぞ 小丸川原  串間淡水

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一ツ瀬川水系支流 三財川の第2回調査実施

 去る9月4日、台風15号の影響も若干残りす量も多い状況の中で、三財川の第2回目の生物環境調査を実施しました。  南九州水圏環境生物調査研究所(岩田一夫代表)、水産試験場小林分場、(財)内水面振興センターなどの協力を得て下流域から最上流域までの4定点で行いました。  今回は、メダカ、ナマズ、モツゴ、カワアナゴ、スミウキゴリ等の「県の絶滅の恐れがある生物(レッドデーターブック;RDB)」の絶滅や準絶滅危惧種や情報不足魚種(県重要度B、C類)などが採捕できました。   カワアナゴは前回も採補されており、魚類層も比較的豊かな河川の様です。     臣田の東九道架橋下 ヨシ類が繁茂   種の同定開始      大型のカワアナゴ(準絶滅種)が 前回5月も採捕                     ミゾレヌマエビ  大小多数 +++  在来種で珍しい メダカ(絶滅危惧Ⅱ類)もゲット      大島堰下流 ショッカー部隊 いざ出陣  ブロックの隙間で ギンブナを5尾   地元の組合員とスッポン談義等‥   約500gは・・・、 モクズガニも   RDB;重要度C類のナマズ、スミウキゴリ(準絶滅危惧種)、モツゴ(情報不足種:C類)も        5月にはカマキリ(アユカケ;準絶滅危惧種)も採捕    囲井堰下流域 流量多く  5月とベースキャンプを変更して左岸側に    やや長めのアユの食み跡 立派でしたね・・・   岩田代表の投網勇姿! 大釣果あり     アイスハーバー式魚道   最上流の田野表橋地点  樹木が多く鬱蒼と・・・                                   水生昆虫、ヤマトヌマエビも多量に  夕方近くまで皆さんお疲れ様でした。       次回は12月上旬を予定しています。

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球磨川の荒瀬ダム撤去工事が始まる!!

 熊本県は、老朽化した県営の荒瀬ダム(八代市)の撤去工事に着手しました。    全国でも初の試みとなるもので、潮谷知事、蒲島知事2代にわたり、関係者の間で水利権の延長による改修か、あるいは撤去かの大論争を経てようやく決着したものです。  「球磨川の尺アユを守ろう!」、「より自然に近い元の川に戻そう!」のキャッチフレーズや様々な想いを胸に、内水面漁協や、沿海漁協等が団結しての運動でした。  福島原発問題や再生自然エネルギー開発問題等多くのグローバルな課題も抱えながら、全国の注目を受けて最初の一歩が動き始めました。  宮日新聞切抜きをどうぞ 荒瀬ダム撤去-1 荒瀬ダム撤去ー2    

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