月別アーカイブ: 8月 2012

「川づくりコンペ」で高岡土木の浦之名川魚道が銀賞を!!

 「豊かな水辺の工法研究会」(杉尾哲代表)が、去る21日、自然環境に配慮した水辺作りの事例発表の場である「うるおいのある川づくりコンペ」を開催しました。  延岡市の祝子川の護岸工事において、地元建設業者の岡田工業と延岡工業校3年生有志(高田湧豊班長;17)とが連携し、ヤナギの植栽が生き物たちの棲み家や餌場になることを実証した事例が見事金賞に輝きました。                                           10月の九州大会に本県代表として出場し成果を発表するとのことです。  若い後継者のアイディアが、将来の「自然や魚に優しい川づくり」に大きく反映されることを祈ってます。  宮日新聞切抜きをどうぞ 24川づくりコンペ  この他にも14の事例が発表されましたが、高岡町の浦之名川の井堰に魚が上りやすい魚道を新しく作成した事例がありました。            見事に銀賞を獲得されました高岡土木事務所河川担当の黒木正志主査の発表で、地元の高岡川漁協(宮田信男組合長)や宮崎大学神田猛教授等と意見交換を繰り返し、10数余の様々な魚に優しい工夫がふんだんに散りばめられた優秀な魚道であると思われます。  残念ながら金賞は逃しましたが、宮崎県内では初の本格的な「水辺の小技」が駆使された魚道といえます。                                    九州大会での発表を通して、県内は勿論他県にも将来の河川工作物として今後さらに広まっていくことを祈念しております。                         詳細は黒木さんの発表資料(PDF)を参照下さい。      堰提高さ1m弱で、残念ながら魚道はありません。 浦之名川では準絶滅危惧種の「アリアケギバチ」が宮大の神田教授らにより 発見されており、漁協としても是非とも魚道が必要との念願でした。      アユ等の遊泳魚対象の階段式魚道で、床や堰部にも天然石を活用して流速を柔らかくしたり、各堰の高低差、下部の潜孔にも工夫を凝らしています。最上部の提体部も切り込みの深さを30cmと20cmに変えており、越流部の剥離流を減少させるためR型に削っております。       中央魚道の両岸部にエビやハゼ類を対象に、大小の天然石を配したスロープ魚道をセットしております。                               最上部には減水プールも設け、中間の石の配置や大きさ、高低を配慮しながら水量によってはアユ等も遡上ができると思われます。右岸と左岸側で最上部の切り込み高さも変えてあります。植栽用のポットも埋め込んであります。  詳細をどうぞ 川づくりコンペ浦之名     今後のモニタリング調査が必要であり、主要魚種のアユは遡上時期が5~6月でタイミングが合いませんが、ハゼやエビ類の遡上調査を進めて行く中で効果の実証が急がれます。

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漁業権一斉切替実態調査始まる!

 去る8月22日から県水産政策課漁業資源管理室による漁業権一斉切替現地調査が始まりました。  H25年9月1日に一斉切替となる内水面漁業権(共同、区画)について、各水系ごとに県内4地区に分けられ、県の担当者や内水面漁場管理委員会からも2~3名の委員がそれぞれ出席し、漁協長や役員等から詳細について聞き取りがされました。  事前に報告されていた過去3年間の採捕実績や漁業権の内容である魚種の追加、削除、区域の拡大、採捕期間の制限方法、組合員や遊漁者への規制方法等々、10年に一度の切替作業でもあり皆さん共に懸命のやり取りがありました。  本年12月末までには漁場計画案が策定される予定となっており、今後、免許に向けての作業、手続きが順次進められていきます。      中部地区大淀川水系等の関係漁協長他   日向寺室長の挨拶  

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「都城大淀川サミット」で環境学習や掴み取り体験が!

 去る19日、都城市の「せせらぎ水路公園」で約460人の親子連れが参加して、第2回の「大淀川子どもサミット」が開催されました。    市民有志による同サミット(枩下信芳会長)が昨年に続き開催するもので、管内の都城淡水、高崎大淀川、三股町淡水の3漁協も共催で、最も人気の高いニジマスやウナギの「つかみ取り大会」部門を実行しています。  同会は、様々な活動を展開されていますが、夏休みの一時に、河川の環境や生き物たちとの触れ合い、水に対する想いを         遊びをとおして深めてくれれば良いですね。   宮日切抜きをどうぞ 都城環境サミット

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各河川でヤマメやフナの稚魚放流が!

 去る12日、日南広渡川漁協(戸田組合長)が、本流の広渡川2箇所と支流の酒谷川2箇所に8cmサイズのヤマメ稚魚、計8,500尾を放流しました。  宮日新聞切抜きをどうぞ 広渡ヤマメ 県北や中央部の一部河川でも7月をピークにヤマメ稚魚の放流が実施されています。                                         来年の3月1日、解禁日の釣果が期待されます。  また、フナ稚魚の放流も7月末から8月にかけて実施されています。第一群は高岡町のN養魚場さんが久しぶりに種苗生産に取組み、春先からのミジンコ作り等から始まり、約1万4千尾(15漁協分;5~6gサイズ)を生産することができました。  残りの約2万4千尾分は第2弾として9月~10月上旬頃を目途に実施する予定です。                  7月31日、木花内水面漁協;の清武川分  

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御池で外来魚駆除の釣り大会が開催!

  8月の18日、19日、高原町御池で恒例の外来魚のブラックバス、ブルーギル駆除のための釣り大会が開催されました。             小林高原野尻漁協(丸田毅組合長、組合員1,031名)が主催で平成18年度からアユやワカサギ等在来の魚たちの生態系を壊す害魚(外来魚)を駆除する目的で実施しています。    夏休みも終わりに近い土、日曜日とあって約130名の親子・孫連れ、友達同士、遠くは宮崎市、日南市、勿論お隣鹿児島県からも愛好家が参加、中には御池のキャンプ場に宿泊セットで釣り三昧のご夫婦やご家族連れも楽しんでいただけました。   子供達もズラーっと並んだ豪華景品に目を白黒させながら、上位入賞を目指して真剣そのもの眼差しで奮闘していました。      また、今日は参加できなかった「パパ」に持ってて帰って見せるとの小学生もいました。                                                                釣果は、ブラックバスが 73尾、14.8kg、ブルーギルが約1,150尾強の 29.8kgで、今年は大物が960g、後は300~400gが10尾程度、以下小型群でした。昨年は1.9kgの大物バスが釣れていましたが、今年は尾数で多かった様です。           昨年は少なかったハスも多くみられ、アユも「引っ掛け釣り」で数十尾も釣っている太公望も見られました。  来年もぜひ参加したいとの声も多く聞かれ、漁協の皆さんも老体に鞭打って頑張るとの決意を新たにした様子です。                           参加者の皆さん、漁協や市町の皆さんも有難うございました。  お疲れ様でした。              宮日新聞切抜きをどうぞ 御池バス釣り                                                                                                                       (お詫び;最大サイズの78cmは間違いで、50cm強で960gが最大バスとのでした。)    恒例の第7回目バス釣り大会      ボート乗り場の横で  アユの 「掛け釣り名人」も    14時からの検量に 三々五々と   隣の袋が気になりながら 勿論、15時の制限一杯まで粘り強い 太公望も    35cm級の 400g          ブルーギル ザル一杯で 数百尾も     バス 300g級が5尾も   琵琶湖由来のハス 元々御池にはいなかった・・    締めて約45kgが駆除    入賞を期待する「つわもの」共が心待ちに     丸田組合長のお礼の挨拶        表彰式 魚種毎に10位まで            一家4人で参加の賞品ゲッター おめでとうございました   来年もよろしく

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小丸川で「水生生物調査」が実施されました。

 去る7日、高鍋町小丸川流域の竹鳩橋下流で、国交省宮崎河川道路事務所と高鍋自然愛好会(時任伸一会長)が、管内の小学児童らを対象に水生生物や水質の調査をしました。                                                                                   夏休みの一つの思い出作りに毎年実施されているとのことであり、子供達も大きな歓声を上げながらエビやカニ等と楽しんだ様です。  先月末に発表された全国1級河川の水質ランキング(全国164河川が対象)で14位にランクされた小丸川ですが、九州地区では例年2~3位の上位にランクされています。                                                                              子供達や地域の人々の河川に対する認識や想いがこの様な良い結果につながっているのでしょう。  宮日切抜きをどうぞ 小丸生物調査

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「県民の声」・・老、若それぞれの想いが・・・

 一つは、60数余年前、小学生時代の藤原さんの古き良き時代の「ウナギぼっぽ漁」の回顧録です。                                                       今ではなかなか見ることができない「カンタロウ」の臭いやゴミの中から取り出すミミズの話、竹で編む漁具「ぼっぽ」作りの一工夫等々 、若い人達にもぜひ残して生きたい文化ですね。  もう一つは琵琶湖の外来魚、ブラックバスやブルーギルの話で、小学5年生の「海を愛する高橋さん」の想いです。                                                       元々は日本にいない外来の生物が国内に繁殖し、日本に昔から住んでいる魚達に大きな被害を与えていることです。              「人間のエゴ」から「癒しをもたらしてくれるペット」としてのあり方に、将来への様々な心配を綴っています。  宮日新聞切抜きをどうぞ 作文バス・ぼっぽ  お2人とも有難うございます。

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全国一級河川「水質ランキング」第一位に五ヶ瀬川が初の!快挙

7月31日、国土交通省は2011年の全国164河川の水質ランキング(指標;BOD)を発表しました。  前年が全国16位の五ヶ瀬川が大躍進の堂々「金メダル」、小丸川と本庄川が14位(昨年14位と24位)、大淀川は127位(同116位)でした。  この制度((1987年;S62年)が始まって以来、本県河川では初めての快挙であり、延岡河川国道事務所は、「人工密集地域の市街地において良質な水準を維持することの素晴らしさ」を讃えています。                                                  河川の流域住民の一人ひとりの環境保全に対する小さな行動が継続されていることの賜物だと思います。感謝、感謝ですね。  宮日切抜きをどうぞ 水質順位  昨年資料 10水質順位

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五ヶ瀬川の桑野内ダムでコイヘルペスが発生!!

 8月2日、県漁村振興課は東臼杵郡五ヶ瀬町の桑野内ダムで、今年初めてのコイヘルペス症(KHV)が発生したことを発表しました。           ダムを管理している九州電力(株)から連絡を受け県水産試験場で確認されたとのことです。  延岡河川国道事務所では県や関係機関等で連携を密にして監視体制等を強化しております。                               KHVはコイ特有のもので人には感染せず、仮に食べても健康に支障はないとのことです。                                      また、現在は落ち着いているようですが拡大感染を防止するには、発生地域のコイを他の河川に放したり、よそから持ち込んだりしないようすることが重要です。  宮日新聞他切抜きをどうぞ KHV五ヶ瀬                            

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夏休みに各河川での様々な活動・イベントが続く!

 7月29日、小林市の岩瀬川で東方小の児童、保護者45名が河川清掃活動を行いました。                           合わせて、小林高原野尻漁協(丸田毅組合長、組合員1、031名)が体験放流学習でヤマメの稚魚約7千匹を実施しました。  また、8月4日、高千穂町押方の山附川で西臼杵漁協(大鶴良夫組合長、組合員193名)が恒例の釣り教室を開催しました。地元押方小の生徒や夏休みで帰省中の子供達も含め約70名が特設の釣堀でニジマス1、000尾を相手に奮闘し、最後は掴み取りでも堪能しました。  川の生き物たちや何時までもきれいな清流と故郷への想い等を十分に感じ取り、満喫してくれたことでしょう。                                                     宮日新聞切抜きをどうぞ  小高野清掃   高千穂釣り

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