球磨川荒瀬ダムの撤去許可される!

 国交省九州地方整備局は、12月2日付けで熊本県営の荒瀬ダム(発電専用;八代市)の施設老朽化に伴う撤去工事を全国で始めて許可しました。

 同ダムについては、球磨川上流の川辺川ダムの建設に係わる賛成、反対の大きな運動が継続している中、潮谷前知事が2002年に撤去方針を表明しました。              08年に当選した蒲島知事は一旦存続に転じましたが、2010年に再度撤去することとして国に工事許可の申請をしていたものです。工期は12年度から6年間を予定されています。

 シンボル魚として「球磨川の尺アユ」を守るべく水系の内水面漁協はもとより海の漁業者、林業関係者や地域住民が参加して反対運動を続けており、全国的に高まる河川生態系や環境保全活動の中で「脱ダム」運動として大きなうねりとなっています。          

 宮日新聞切抜きをどうぞ 荒瀬ダム撤去

 同様のニュースとして、9月には長良川河口堰の開門問題についても、愛知県有識者検討委員会の専門家部会が、1年間以上の長期開門による影響調査が可能であるとの記事もありました。     

 アユの遡上やヤマトシジミの生息域の拡大等など汽水域での河川生態系が回復し多くの生き物たちのビオトープが再生されることを期待しましょう。

 宮日切抜きをどうぞ 長良川河口堰

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