宮崎県には、一級河川である五ヶ瀬川、小丸川、大淀川、川内川(上流)の他、二級河川である耳川、一ツ瀬川など53水系及び準用河川21水系など多くの河川があります。これらの河川では古くからアユ漁やウナギ漁など様々な漁法で様々な魚やカニなどが採捕され地域の豊かな食文化を支えるとともに、上流域ではヤマメ釣りが盛んで県内外から多くの遊漁者が訪れ、更に、五ヶ瀬川ではアユ簗やアユ友釣りが地域の重要な観光資源になっています。
ところが、本県の内水面漁業は、環境変化などにより年々採捕量が減少していることから、宮崎県は、「内水面漁業の振興に関する法律」に基づき「宮崎県内水面漁業活性化計画」を平成29年度に策定し、「内水面資源の回復と資源管理強化」及び「内水面の生態系保全の推進」を国・県・市町村・内水面漁協の他、県企業局、九州電力等の河川に関係する機関と連携を図りながら取組を進めています。