日南市の広渡川に、鰻生息環境改善支援事業で設置した石倉礁の生物モニタリングを10月24日に実施しました。当日は事業主体の日南広渡川漁協(戸田組合長)、九州大学の望岡先生とその教室、南那珂農林振興局の皆さんなどが参加して、全10基の礁の内、モニター礁3基については全ての生物について、その他の礁はウナギのみを対象に調査するとともに、礁の隙間に入った土砂などの掃除をしました。礁は20㎝程度埋まっているものもありましたが、全基とも良好な状態でした。採捕できたウナギは、ニホンウナギ6尾、オオウナギ1尾の7尾で、昨年標識放流したウナギは採捕できませんでした。この7尾は標識を装着して放流しました。他の生物は、モクズガニやミナミテナガエビが多く、魚類はカワアナゴなどハゼ類が主でした。
石倉礁全景 石倉礁調査(重機使用)
モニター礁のニホンウナギ 非モニター礁のオオウナギ
モニター礁のモクズガニ モニター礁のミナミテナガエビ