平成29年度の生物環境調査は大淀川水系萩原川(三股町・都城市)で実施することにしました。萩原川は川の駅公園(都城市)付近で大淀川本流と分枝し、上流域は日南市と境界にある牛の峠付近まで伸びるおおむね10kmの川で、過去の調査では本流との合流付近にはオオヨドシマドジョウが確認されています。調査は4月に調査ポイント等の事前調査を行い、本流との交流点(St1),上豊橋付近(St2)、高畑川上流(St3)とし、第1回調査を5月20日に、水産試験場、南九州水圏環境生物研究所(岩田一夫代表)、(一財)宮崎県内水面振興センター(高藤和洋理事長)と合同で調査しました。当日は地元の都城淡水漁協の清水組合長と組合員で環境カウンセラーの方も見えました。今回の調査は電気ショッカーなどを使い、魚類では14種類、エビカニ類では3種類などでした。いくつかを紹介します。
調査風景(St1) 査定中(St1)
コイ(St1・2) タカハヤ(St3)
オオヨドシマドジョウ(St2) カワムツ(全点)
オイカワ(St1.2) ナマズ(St1.2)
トウヨシノボリ(St2) ギンブナ(St1・2)
カマツカ(St1・2) コウライオヤニラミ(St2)
オヤニラミ(St1) スッポン(St1・2)
アメリカザリガニ(St1・2) カジカガエル(St3)