九州地方最後の清流として、豊かな自然を次世代に残そうとして活動している延岡市の北川漁協(長瀬一己組合長、県連合会長))の、「水源の森」作り活動が注目されています。
この活動は2,000年から「水を守る森を残そうかい」の活動として続いており、森林組合と内水面漁協のコラボレーションで雑木林を伐採せずに、生物の多様性が非常に良好な環境を残して行くことを目標にしています。一区切りの10年間、目標500haに残りもう少し、後一歩のところです。
北川漁協は、一連の活動に対してH18年度に「水資源功績者」として国土交通大臣表彰を受賞されています。本県関係として約20年ぶりの快挙として大きくクローズアップされました。また、H21年度には、MRT環境賞の団体部門賞と栄えある大賞をダブル受賞しています。
林道や作業道路が崩れたり、人工林の植栽、間伐の問題等も関連し、山の持つ保水力の低下や、大雨時の出水の1原因にもなっております。山と川のつながりを強く太くしていく中で「自然のダム」、「緑のダム」づくりを目指して、長く地道な活動が今後も続いて行く事でしょう。
宮日新聞切抜きをどうぞ 北川森つくり
また、漁協では小中学生や地域住民と一緒に、「ふれあい釣り大会」、伝統漁法の継承を目指した「アユのちょん掛け大会」、アユの餌となる藻類をふやすための石を磨く「マイストーン作戦」等など、非常にユニークで盛りだくさんな活動も実施しています。ぜひ参加してみて下さい。