日南市の広渡川支流の酒谷川で、県総合博物館による伝統漁法「ノボリコ漁」の体験観察会が5月14日実施されました。ノボリコ漁保存会那須義春代表が講師となって説明されました。 宮日の切抜きをどうぞ ノボリコ宮日
那須さんは、この道30数年の大ベテランで水温や海の潮の動き、風の向き、魚の通りやすい道筋等を色々考えながらノボリコとの知恵比べで続けられています。ボウズハゼやゴクラクハゼの稚魚の総称で、5月から7月頃、こぶし大から人の頭大位の石を並べて魚道を作り最後の部分に網を敷いて、上って来た3~4cmサイズのノボリコを誘い込んで捕る漁法です。
河川環境の保全や動植物の保護などについて考えていただく貴重なひと時であったと思います。