去る12月2日、西都市の一ツ瀬川水系支流の三納川を対象に水産試験場内水面支場、南九州水圏環境生物研究所(岩田一夫代表)、(一財)内水面振興センター(高藤和洋理事長)と合同で生物環境調査を実施しました。
三納川は上流域に治水用の長谷ダムがあり、H15年には同じ支流の南川を調査していますが、12年振りの再調査になります。年間3回の生物環境調査と2月に井堰等工作物の状況把握の調査を予定しています。
水生昆虫は除いて、19種の魚類と10種のエビ、カニ類が投網や電気ショッカー等で採捕(種類数は前回と同数)され、県版準絶滅危惧種のメダカ、カワアナゴ、カマキリ、ルリヨシノボリ、スミウキゴリ、ナマズ、ニホンウナギ等の珍しい種も採捕されました。
上流域の支流板子川 大岩のひそみにウナギが…残念 カワネズミ目視
タカハヤに横川吸虫のメタセルカリアがびっしりと オオヨシノボリ46
県准絶滅危惧種のルリヨシノボリ1尾 オオヨシノボリとペアで1枚
ヒラテテナガエビ12 ヤマトヌマエビ42 尾扇の青色紋様が綺麗ネェー サワガニ6とモクズガニも1
中流域の吐合橋付近 岩田代表水生昆虫を採集 田口さん投網 お見事!
多形ブロックの隙間部はかなり難しい 田中組合長 陣中見舞いに
下流域の平郡橋付近 内水振興センターの岩永さん、仁田さんお疲れ様!!
ニホンウナギ1(10P) ヒラテテナガエビが大漁78 アメリカザリガニも混獲3
モクズガニ16 今回で3回の生物調査は終了 2月に井堰調査を予定 スタッフの皆様 有難うございました 来年もよろしく