去る9月14日、西都市の一ツ瀬川水系支流の三納川を対象に水産試験場内水面支場、南九州水圏環境生物研究所(岩田一夫代表)、(一財)内水面振興センター(高藤和洋理事長)と合同で生物環境調査を実施しました。
三納川は上流域に治水用の長谷ダムがあり、H15年には同じ支流の南川を調査していますが、12年振りの再調査になります。年間、春、夏、秋の3回の生物環境調査と2月に井堰等工作物の状況把握の調査を予定しています。
水生昆虫は除いて、19種の魚類と10種のエビ、カニ類が投網や電気ショッカー等で採捕され、県準絶滅危惧種のカワアナゴ、スミウキゴリ(目視)の珍しい種も採捕されました。前回採集されたメダカは残念ながらはずれでした。
下流域の平郡(へぐり)橋付近で 田口さんの勇姿 投網の広がりが完璧
橋上から100尾程度の群れを視認 20㎝以下でしたが5尾ゲット
早速仕分け作業に カワムツ、オイカワの常連組に ヌマチチブ:1も
可愛い カマキリ幼魚:1 横縞模様がくっきりヒメヌマエビ:19
カワムツ:54 タカハヤ:51 婚姻色も見事な カワムツ♂が
見事な黄色のニホンウナギの大物が 2Pサイズは・・ 左ヌマエビ:47 右ヤマトヌマエビ:30 サワガニ:4も
ヒラテテナガ:12 カワトンボもランデブー アップをどうぞ 中流域の吐合橋下流 転石裏面の水生昆虫採集
ウグイ20㎝超えも:15 黄金ナマズ:1 10㎝サイズの幼魚
3調査点合計で魚類19種、甲殻類10種、アユの群れも多く観察され、ヨシノボリ類が豊富でした。板子川の上流地点は、前面には4m程度、1~2m程度の堰が多くみられるが、オオヨシノボリ、ボウズハゼ、ニホンウナギ、ヤマトヌマエビ、ヒラテテナガエビは遡上していました。
次は12月の時期です。皆さま お疲れ様でした。