8月10日、高岡町浦之名川の法ケ代井堰の魚道遡上調査が宮﨑大の神田教授により実施されました。
浦之名川では本県で唯一のアリアケギバチが神田教授の生息調査で確認されており、合わせて地元高岡川漁協からもアユ等重要魚類の遡上が阻害されているとのことで高岡土木事務所がH24年度に施行、完成したものです。
階段式の中央魚道とその両側に天然石を埋設した斜路式の「水辺の小わざ魚道」を設置し遡上効果を向上させる工夫をしています。 その後の追跡調査でも、アユ、ウナギ、ハゼ類やエビ、カニ類も遡上しており魚道の効果も発揮されているとのことです。
魚道の上流側に2ヶ所(中央階段式と右岸側の斜路式)に袋網を設置
左岸側の斜路式魚道は下流域が蛇篭をセット 減衰時は高さが生じる場合がある 右岸側斜路式の最上流部にはプール域を造成(天端切込み部も深くしている)
事前の採捕調査で大型ドンコ、アユ、オイカワ、テナガエビ、ヌマエビ他が
下流域の状況 降雨、増水により中洲の形が刻々変化しているとのことです。 約2時間後の入網チェックと上・下流2定点の生息状況調査を実施
神田先生、スタッフの皆様 熱い中お疲れ様です。