水産試験場研究成果発表会が開催

 H23年1月23日、水産会館で関係者約100名余が出席し、宮崎県水産試験場の研究成果発表会が開催されました。

 那須場長挨拶、丸山県漁連会長祝辞の後、神田副場長の研究の現況、概要が報告され、続いて若手研究員の数年間の成果が発表されました。内水面の課題では小林分場の田牧主任技師が「地球温暖化に負けないニジマスを作ろう!」と題してこれまでの40数年にわたる選抜育種の取組みと将来の展望を厚く報告しました。

 高温選抜育種による遺伝子レベルでの生物学的特性を検証していく中で、COXⅡというDNAマーカーを探索し、同定していく過程で高温耐性のメカニズムの解明と他の魚種への波及効果が期待されています。

 近年、県北の北川、五ヶ瀬川水系でアユの産卵が12月中旬頃までずれ込んでいるとの情報もあり、この様な研究成果が現地での声に早期に対応できるようになる事を期待しています。

  

 

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