ウナギ資源回復を目指して「石倉」調査を!

 7月23日、近年のシラスウナギ来遊量の激減に対するウナギ資源管理対策の一環として、水産試験場内水面支場(毛良明夫支場長)、内水面振興センター(関屋朝裕理事長)が中心となって、昨年度に続き清武川で生態調査を実施しました。
 昨年度、古来の伝統漁法である「石倉漁法」による採捕調査ということで、下流から中流域にかけて4地点、計8個の石倉(直径1m~1.5m、高さ50~60cm)を積上げており、本年度第1回目の追跡調査となります。
  今年度は、調査の効率化を図って水試の田口研究員により様々な点を工夫、改良した石倉を制作(写真をどうぞ)しました。併せてウナギの移動や摂餌状況等の生態を把握するため、昨年は右胸鰭のカット、本年度は左胸鰭のカット他による標識を施したウナギの放流も実施しています。 

  胸鰭のないものや鰭が変形した?あるいは体表に番号付き等のウナギを見つけた場合は水産試験場小林支場(0984-23-3358)、内水面振興センター(73-7620)、水産政策課(26-7146)にご一報下さい。                                                     

 多くの人達のご支援をいただきながら近い将来、ウナギ資源の回復に向けた試みが続いております。内水面漁協、養鰻業界等上げて期待していきたいものです。 勿論、食文化としての「ウナギの蒲焼」も残したい日本の伝統です。

 写真をどうぞ   振興センターのマンパワーが炸裂!!

                                            水試田口さんの説明 神妙な顔で・・・ 試作品を横に 黙々と

                                   建築用資材各種をフルに活用  底網や周囲を囲むモジ網仕立ても一工夫が・・

                                         ウーム・・我ながら大したもんだなぁ~  準備万端 いざ出陣!

                                       網の中に入り手渡しで転石を  中間にはウナギ筒(ボッポ)も忘れなく

                            手渡しバケツリレーで石を 腰に来るわ―  前回仕掛けた筒にウナギ侵入!ご満悦                         

                                             流失防止用の鉄筋とロープで  雁字搦めに・・? こうご期待を

                                              水の中は 何時でも「寄ってらしてェ~」 別動のショッカー部隊も活躍 

   

                                            最下流では黄ウナギが12尾も  ハゼ類のつがい2尾も 様子を伺いながら「何事?」

   

                                                  テナガエビやハゼ類  カワアナゴ、カマキリ、アユ、その他も確認                                             

                                           ゴマウナギならぬニホンウナギ?も;人間では黒子の様な                                        クロコから2Pクラスまで30尾余が(内25cm以下11尾)標識も?        

                                             航空写真で2基を激写!!(地上約3m) 上網部を閉めた石倉も

                                                            静かに佇む夕暮れ時か・・? 次回を楽しみに お疲れ様でした。  

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