県の水産政策課によるコイ、オイカワ等の産卵床造成の為の研修会が、昨年の12月9日から今年の1月14日までの間、計5日にわたって、6地域の水系を対象に開催されました。
第5種共同漁業権で義務付けられている増殖行為として、種苗の放流が困難な魚種について、代替措置としての新たな試みが始まりました。コイの種苗方流は、H15年のKHV症の発生に伴い放流事業が自粛となって、その他の魚種に変更して放流されていましたが、国や県の指導もあり産卵床を造成することにより種苗放流に変わる増殖行為として承認されました。
その方法等について、水産試験場の研究員から資料やビデオで詳細な説明がなされ、参加した組合長や役員さんは産卵の確認や出水等による施設の維持、管理の問題点等を協議、前向きな対応も検討されました。
関連して、H25年度に漁業権切替え業務が予定されており、対象魚種や行使規則、遊漁規則に係る質疑もされ、有意義な研修会となりました。