生命の源となる「水」をめぐる様々な課題解決のための拠り所となる「水循環基本法」が、今国会で成立しました。 水の公共性を打ち出し、各関連省庁の縦割り行政の壁を取り去って首相を本部長に国土交通大臣が主管担当となり、総合的な施策を立てることになりました。
河川や水に対し、常に最も身近にりながらアユやウナギ等様々な生き物の目線で見つめている内水面の漁協、連合会は、「水の防人」としてさらに踏ん張りどころであると思います。
昨年の同時期、宮崎県でも大きなうねりがあり、マスコミでも取り上げられました。 以下どうぞ・・・
県が「水資源保護条例」の制定に向けて一歩を!投稿日: 2013年6月14日 作成者: 内水面漁連
6月県議会で児湯郡選出の松村悟郎議員の「水源地としての森林を守るべきだ。」との質問に、知事は、「森林等の売買に関する何らかの規制の必要があり、本年度中の制定作業を進める。」との説明がなされました。
宮日切抜きをどうぞ 水資源保護条例
水源地域となる森林や山地の保護については、造林面積や年間降水量が全国有数の本県にとって、また多くの内水面漁協、本連合会にとっても「森と川と海の絆」を大事にしており、緊急の課題ともなっています。
H23年10月、地下水採取の規制をするために小林市が「水資源保全条例」を施行し、宮日新聞の特集で森林環境税を活用して県内山林の公有林化が進められているとの記事がありました。
宮日をどうぞ 小林水資源保護
また、国においても「生命の源である水」、水の公共性、水の循環の重要性、世界的にも異常気象による水の枯渇等大きな課題となっており、超党派議員連による「水循環基本法案」の制定に向けて検討が進められています。
日本の水をきれいにする会;「清流青湖」の情報から 水循環基本法
水を取り巻く様々な観点や夫々の立場から一歩ずつ前進が図られようとしており、大いに期待したいものです。