海産稚アユの需給調整会議を開催

 H24年度の海産稚アユの需給調整会議(長瀬一己県内水面漁連会長)が、1月16日、延岡市の県東臼杵振興局で開催されました。

 例年2月上旬から始まる「海産稚アユ特別採捕許可」にあたって、今年の採捕数量や許可期間等を協議する場であります。

 海面の採捕漁協、養鮎組合、内水面漁協、県北増殖協会(事務局は延岡市水産課)の関係者20名余が参集し、それぞれの立場から今年の状況を含めて協議されました。県からも漁業・資源管理室から日向寺室長、赤嶺主幹、清水副主幹他も出席いただき報告や指導を受けました。

 増殖協会が実施した11月から12月の流下仔魚数結果でも12月上旬がピークとなっており、5年間の傾向でも産卵時期が遅れている傾向があるそうです。

 土々呂湾での稚魚のサイズ等の確認状況や友釣りや瀬掛け漁の釣果等も含めて、アユ資源の減少が著しいことや河川環境の悪化等が併せて報告されました。 

 限りある資源を有効に活用し共存共栄の方向を確認して、最終的に例年どおりの2月1日~3月11日まで、数量は2,000kgとすることで決議されました。

 この結果を受けて、県水産政策課の漁業・資源管理室で早急に本年度の方針が出される予定です。 資源保護と地域産業の振興がバランスよく図られることを期待します。     

  

 長瀬一己県内漁連会長挨拶      日向寺二郎漁業資源管理室長挨拶

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