研修会「水資源と植えない森づくり」が開催!

 さる10月7日、宮崎市においてH23年度2回目の内水面漁協役職員等研修会を開催しました。会員である漁協から約60名、国交省宮崎道路河川事務所、県農林振興局、土木事務所、市町村担当者、その他ダム管理者企業から合計約110名余の参加がありました。 

 今回は、熊本県から水を守る「植えない森づくり」を提唱して自然森林保護活動等に全国を舞台に日夜活動されている一般社団法人「エコ林業協会」代表、「エコシステム」副理事長である平野虎丸先生に講師をお願いいたしました。

 人が手を加えすぎない自然な森づくりを目指してのナショナルトラスト運動、日本熊森協会との協働で「奥山水源の森の保全、再生議員連盟」の立ち上げや全国野鳥密漁Gメン運動等など、TVにも数多く出演されています。

 戦後からの林業政策に対する提言として「日本政府の森林偽装」という書籍も出版もされており、「日本を元気にする九州の百人」の一人として紹介されています。 

 現状の産業、商業ベースでの森林造成、整備のあり方についての問題提起や近年のゲリラ豪雨などによる土石流災害の事例、無秩序な林道、作業道の整備、伐採後の手入れとして植物の遷移の問題、野鳥、シカ、イノシシなど生き物とのつながり、そして河川への大きな影響等々現場に即した幅広い話題提供がなされました。            

 人間が余り手を入れることなく、自然が持つ復元力、再生力を信じ永い目で監視を続けていく必要があるのでは・・・とのお話でした。講演概要は後日整理して公表の予定です。

    

   

カテゴリー: 未分類   パーマリンク

コメントは受け付けていません。