5月14日、高鍋町の宮田川において南九州水圏生物研究所(岩田一夫代表)、水産試験場小林分場、内水面振興センター他による生物環境調査を実施しました。年間、春、夏、秋期の3回と渇水期の井堰調査を予定しており、今回が第一回目となります。
調査点は、中流域の高鍋湿原(防災ダム)を境界に上流側に1点、下流側に2点を設定し、生息魚介類を中心に水生昆虫等の組成や環境指標をチェックします。
流域も短く街中を流下する状況の宮田川でしたが、想像を超えて種類も多く、県版RDBの準絶滅危惧種のナマズやカワアナゴ、今話題のウナギも多く採捕できました。また、ヨシノボリ類もクロ、オオ、シマ、トウ、ルリヨシノボリの5種が生息し、エビ類もスジエビ、ヌマエビ類、テエビナガ類の多くが見られており、下流の河口域を除いて生物の多様性も豊かな河川と思われました。
今後の調査が楽しみですね。 小丸川漁協の前田組合長、佐藤副組合長、粟田理事さんもお疲れ様でした。
調査点1 市街地の欄干橋 上流は農業用水の取水口(中央部)あり
調査点3 小並地区の名無し橋 岩田代表手製の縄梯子が大活躍を
想定外の種類、量にビックリ仰天か? 特大のカワアナゴも 計5尾
ナマズも わんさか 最大級(60cm)は雌でお腹はパンパンに 雄は尾びれが割れているげな・・・