宮崎県内水面漁業協同組合連合会所属の8水系13漁協で電子遊漁券の販売を開始しました。
これは、令和3年度の水産庁のやるぞ内水面漁業活性化事業で西臼杵漁協と祝子川漁協がゾーニング管理とヤマメ成魚の放流事業とセットではじめたものです。
また、北川漁協、耳川水系6漁協、小丸川水系、一ツ瀬川上流(西米良漁協)、大淀川上流(都城淡水漁協)、福島川(串間市淡水漁協)が、宮崎県庁の同様の支援事業で放流事業とあわせて電子遊漁券販売を開始しました。
この結果、宮崎県では13漁協で電子遊漁券の販売を開始しました。早朝でも夜間でも遊漁券が購入できますので、是非一度ご利用下さい。
関係HPは次のとおりです。
釣りチケ:漁協一覧 九州・沖縄 | つりチケ | 超簡単に遊漁券が買える! (tsuritickets.com)
フィッシュパス:URL:https://1727097.wixsite.com/miyazakiken
西臼杵漁協:宮崎 | 西臼杵漁業協同組合 | Takachiho (wusukifish.com)
北川漁協:水を守る森を残そうかい – 北川漁業協同組合(北川漁協) – (kitakawamori.jp)
祝子川漁協:宮崎県)祝子川漁協でフィッシュパスが使えます | FISHPASS(フィッシュパス)
上小丸川漁協:上小丸川漁協 | 宮崎県小丸川の釣り情報 (jimdosite.com):上小丸川漁業協同組合 – ホーム | Facebook
小丸川漁協:小丸川漁業協同組合 – ホーム | Facebookで
昨年はコロナ禍で開催中止となりましたが、今年はコロナ終息の傾向にあったことから、11月16日に宮崎市の「ニューウェルシィティ宮崎」で内水面漁協役職員研修会を開催しました。
講師には、元水産庁長官の長谷成人氏を招聘し「内水面漁業~制度の歴史とこれから~」と題して講演をいただきました。戦後の内水面漁業権の設定の背景から、70年ぶりの漁業法改正に至る動きや、今後のあるべき内水面漁業の姿について提言をいただきました。また、ウナギを巡る水産流通適正化法の最新の情報についてもご紹介いただきました。
また、水産庁栽培養殖課内水面指導班課長補佐の生駒潔氏から「令和4年度水産庁内水面関連予算について」、宮崎県庁水産政策課専門主事の鳥井宏昭氏から「水産業協同組合法の解説について」講演をいただきました。コロナ禍で参加者の制限をしましたが関係者約80名が出席し熱心に聴講されていました。講師にも質問が続き盛会裏に終了しました。
令和3年度の宮崎県水産功労者・水産業優良経営者表彰式が、11月19日に宮崎県知事をはじめ関係者出席のもと宮崎市の水産会館で執り行われました。永年、本県水産業に功績があった「水産功労者」には、元耳川漁業協同組合代表理事組合長の都甲哲郎氏(84才)が授賞され、河野知事より表彰状が授与されました。
宮崎県には、一級河川である五ヶ瀬川、小丸川、大淀川、川内川(上流)の他、二級河川である耳川、一ツ瀬川など53水系及び準用河川21水系など多くの河川があります。これらの河川では古くからアユ漁やウナギ漁など様々な漁法で様々な魚やカニなどが採捕され地域の豊かな食文化を支えるとともに、上流域ではヤマメ釣りが盛んで県内外から多くの遊漁者が訪れ、更に、五ヶ瀬川ではアユ簗やアユ友釣りが地域の重要な観光資源になっています。
ところが、本県の内水面漁業は、環境変化などにより年々採捕量が減少していることから、宮崎県は、「内水面漁業の振興に関する法律」に基づき「宮崎県内水面漁業活性化計画」を平成29年度に策定し、「内水面資源の回復と資源管理強化」及び「内水面の生態系保全の推進」を国・県・市町村・内水面漁協の他、県企業局、九州電力等の河川に関係する機関と連携を図りながら取組を進めています。
宮崎県内のヤマメ釣りが3/1(月)から各河川で解禁となります。
今年度の県内全河川のヤマメ稚魚放流尾数は合計で約58万尾、更に2月中に成魚約2万尾の放流も各漁協で予定しています。遊漁券を購入の上、ルールを守って釣りを楽しんで下さい。なお、詳細は「遊漁規則」及び各漁協に問い合わせ下さい、2021.3.1ヤマメ解禁・放流情報(宮崎県簡易版) R3渓流釣り解禁日(ヤマメ)・宮崎県内漁協一覧
また、川内川上流漁協クルソン峡は、令和2年7月豪雨の災害復旧道路工事により車両進入規制中(特に釣りゾーン3より上流は全面通行止め)です。このため解禁日にクルソン峡入り口に臨時駐車場を開設予定です。駐車場より上流~源流までの12kmのヤマメ釣り場へは徒歩により移動をお願いします。クルソン峡にはヤマメ遊漁のルールが設定されていますので現地看板やパンフレット2021クルソン峡遊漁ルール・マップ(川内川上流漁協)を確認して下さい。
令和2年11月27日に、第1回の組合長会議と講演会を宮崎市内のニューウエルシティ宮崎で開催しました。今年はコロナ禍にあることから、例年より広い会場で3密を避けての開催となりました。会議では、今年上半期の事業進捗状況や主な事業概要、令和3年度の水産庁予算概要、ダム濁水対策等について協議しました。
また、水産試験場内水面支場の中村充志支場長より「カワウ生息状況調査について」と題して、昨年の大淀川水系と一ツ瀬川水系の生息状況や今後の対策について講演がありました。特に、両水系河口に大きなねぐらが確認され、その大群が近隣の清武川まで捕食に飛来している実態などが映像も交えながら紹介があり、組合長の皆さんも熱心に講演を聞いていました。
宮崎県内の河川や湖沼では、全長25cmを超えるうなぎは10月1日~翌3月31日まで採捕が禁止されています。これは、うなぎの資源保護培養を図るため、漁業法にもとづき宮崎県内水面漁場管理委員会が指示を出しているためです。一方で、各漁協の漁業権行使規則では、うなぎ漁業の時期が1/1~12/31となっていますが、現在は、内水面漁場管理委員会指示により採捕禁止期間が定められていますので間違いのないようにしてください。
なお、うなぎ稚魚(全長25cm以下)は、宮崎県漁業調整規則で周年、採捕が禁止されています。
令和元年11月6日に第1回の組合長会議(宮崎市 ひまわり荘)を開催しました。34会員(欠席4会員)が出席し、今年上半期の事業進捗状況、主な事業概要、一斉調査結果(平成29年度)等について協議しました。今年は台風、長雨等による濁水の長期化、それに伴うアユの成長不足、カワウ被害対策、組合員の高齢化と減少や財源の減少、不足等による経営の悪化を憂慮する意見などが出されました。
令和元年10月21日~23日にかけて一ツ瀬川漁協(田中組合長)は、一ツ瀬川水系三財川の清水橋下流と鳥子久保橋下流の瀬にアユの産卵場を造成しました。昨年、宮崎県内水面活性化推進計画により一ツ瀬川水系専門部会を設置したこともあり、今年の造成には専門部会のメンバーにも声をかけさせていただき、県庁(漁村振興課、西都土木事務所)、西都市役所、宮崎県企業局、九州電力からも参加を頂きました。清水橋下流では1,500㎡、鳥子久保橋下流では600㎡の産卵場を造成しました。造成直後から、産卵が確認されました。ただ、産卵場造成時に、カワウがアユを狙うように、上空からうかがっており、産卵場に来させない寄せ付けない工夫も後日設置しまいした。R1 三財川産卵場造成
三財川上流から下流へ 産卵場造成 上空を旋回して
(約100羽の群れ) 下流へ